れ も ん 汁 の出涸らし

ドバドバドバーット山積みの言葉という名のクソ

【プリコネRe】やっぱサレンだけやたら出てる気がする。

 

サレン。

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わたしの妻です。

 

彼女がサイドストーリー、およびイベントに登場した回数をご存知だろうか。

「なんかよく見るなぁ」とはお思いの方も多いだろう。

実際、主人公の幼馴染でエルフ、ママ属性を持つ商売人で、貴族出身のお嬢様という唯一無二のポジションに在す彼女は脚本からの寵愛を受け、メインストーリーにおいてもひんぱんに顔を出す。

いわば準レギュラー的立ち位置。主人公と同棲したりしてるしね。

 

さて。

じゃあこれまで何回イベントに出たでしょうか。

 

 

ひとつずつ振り返りましょう。

 

 

ハツネのプレゼント大作戦!

出てない。

 

 

リトルリリカルアドベンチャー

出てない。

 

ヴァンパイアハンターwith丹下桜

出てない。

 

デンジャラスバカンス!渚のグルメプリンセス

どエロい水着で登場。

後に人権キャラとしてプレイアブル化。

しかもエンディングも歌うよ。

美食殿イベントなのに……。

ま、ええわ、オイルヌリヌリするべ。

 

 

タマキとミフユの無人島0ルピ生活

出ない。ミフユさんのヘソ!ヘソ!ヘソ!

 

 

黒鉄の亡霊

元【NIGHTMARE】副団長なので名前は出る。

 

プリン・オア・プリン 約束のハロウィンパーティー

出ない。

 

トワイライトブレイカーズ

出ない。

 

忘却のキャロル

出る。エンディングで読み聞かせしてる姿は聖母のそれ。

 

新春トゥインクルクライシス!

出ない。ごめん、ユイ……!

 

バトルオブやべーやつ 思いぶつかるスウィートバトル

出てなくてよかった。

 

嘆きの追跡者

ナゾに出てる。

 

アストルムに咲く双輪の華

実は出てない。

……いやもしかしたら出てたかもしれんわ。紹介するのやめとくわ、確信がないわ。

 

ショーグン道中記 白翼のサムライ

忍法チュバメ返し好きすぎる。

出てない。

 

Re:ゼロから集まる異世界食卓

出ている。コラボ先には中の人とのつながりもある。ほぼメインキャラ。

 

 

スズナ レインボーステージ!

出ない。

 

 

真夏のマホマホ以下略

出ない。ごめユイ。

 

 

森の臆病者と聖なる学舎の異端児

出てない。名前は出る。

ユニ先輩………。

 

 

リトル・ブレイブ・ハロウィンナイト!

出てない。

 

ドラゴンエクスプローラーズ

しりとりのパネルとして登場。

 

プレゼントパニック! ランドソルのサンタたち

出てそうで出てない。

……いやもしかしたら出てたかもしれんわ。紹介するのやめとくわ、確信がないわ。

 

激走! ランドソルギルドレース

出てる。サレンとスズメの関係性はもっと広く推されるべき。

 

魔法少女 ふたりはミスティ&ピュアリー

出てる。サレンの中の人はニチアサで魔法少女枠をやってた。というかイベント登場の名前アリキャラは大概ホンモノのぷいきゅあに出演したことがある。

 

スターライトプリンセス Re:M@STER!

なんと出ない。

 

授けの財団と聖なる学舎の3バカ

神イベ。出てない。

 

まきばの四農士 貧乏牧場奮闘記!

出てる。マヒルが【サレンディア救護院】にさまざまな寄付をしていたようだ。

 

不思議の国のリノ 小さなアリスと希望の絵本

出ない。

 

七夕剣客旅情譚 天に流れる夏の恋

出ない。水着ルカエロすぎ。

 

ミサトサマーエール! 夢追う真夏のナイン

ミニゲームで応援してくれる。

このイベントはストーリーもミニゲームも面白くて完成された素晴らしいイベントだったと思う(小並感)。 

 

ハッピー・チェンジ・エンジェルズ

出ない。なんかエロ同人みたいなストーリーだったゾ。

 

響け!絶叫!ハロウィンゴーストフェスティバル

出ない。Paradoxは神曲

 

魔法提督ラブリー★モニカ レッツゴー!マジカルカルテット

今だ!ラブリー★モニカ!

神イベ。ちょっと出る。

 

 

デビュタント・シャングリ・ラ 聖夜のラブゲーム

プリコネ3年近い歴史で、ようやくサレンがメインのイベント開催。

彼女が明確に主人公へと好意を寄せている描写があるのだが、実は水着ver.のキャラストーリー以来。最高。

 

 

新春グルメプリンセス! 一投にかけた乙女たち

出ない。まあね、仕方ないね。

 

 

絆、つないで。こころ、結んで。

──もう一度、“キミ”と繋がる物語。

出ない。

 

 

シンデレラレッスン 華やかなる日々はリンゴの味

出ない。

 

 

鋼の聖女と3バカ

出ない。

 

 

タイムトラベルドラゴンズ

出る余地もない。

 

 

 

出てないの多くね?と思うじゃないですか。

なんとサレンは美食殿より多くイベントに出てます。たぶん。

 

すごいね。

騎士くんはサレンと同じ大学に進学して結婚しろ。

 

【デュエマ】ネオ・ドロマーオーラエアプ勢です、対戦よろしくお願いします。

 

そんなものはない

 

 

あとゲームの勝敗を他人のレシピに託すな

 

はじめに

ドロマーオーラは、現環境トップデックの【オカルトアンダケイン】に対して明確な有利がつく数少ないデッキでした。これが【ドロマーオーラ】というデッキを環境まで引き上げた1つの要因だったことは、是非頭の片隅にでも置いておいてください。 

 

しかし時は令和3年王来篇。

ヴァイカー覇道の台頭などCSの復活により環境は激変。さまざまなデッキがしのぎを削る群雄割拠な時期となりました。さらには新弾発売での環境の変化も間近。

ここまで来ればオカルトをメタることは最早「当たり前」となります。墓地を自由に使わせない、踏み倒しを許さない、或いは相手より先に殴り切る。先日の緊急裁定変更等を見るに、今後はそれが現代デュエル・マスターズのスタンダードとなるのだと思います。

 

そして現在。

オカルトをメタるという「当たり前」の「ついで」に、メタデッキであったオーラをメタるカードを投入したデッキたちが増えました。《ワナビーワラビー》というこれまで見なかったカードがわらわら湧いて出てきたのもその証拠。

これは【ドロマーオーラ】の持つポテンシャルが評価されたことと同義であり、かつデッキタイプの終焉を意味します。

もはや勝てません。今後カードプールの増加によりGRギミックが強化されることは99%ないため、これからは一層厳しい戦いを強いられるでしょう。

【ドロマーオーラ】はギミックが単純で安定した動きを通せる。裏返せば、単純ゆえに妨害も容易。もとより非常に脆いデッキタイプです。【オカルトアンダケイン】が絶対的強者だったからこそ勝てていた感は否めません。

 

 

そのことを踏まえて。

 

 

 

 

 

【デュエマ】ドロマーオーラエアプ勢です、対戦よろしくお願いします。 - れ も ん 汁 の出涸らし【デュエマ】ドロマーオーラエアプ勢です、対戦よろしくお願いします。 - れ も ん 汁 の出涸らし

前回のあらすじ

 

 

今回


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これはレシピ……?

 

いいえ、これはレシピではありません。

基盤。カスカスの基盤。

 

メタる側からメタられる側になったドロマーオーラにおいて、最早妨害札であったジョー星も不採用となっています。

 

昨今では《U・S・A・BRELLA》がバーンメアと赤白に、《ワナビーワラビー》が赤青覇道など青を採用するデッキにガチで入りはじめました。

基本的に投了レベルの濃厚な負け筋となるカードではありますが、やはりそれでも勝ちたいので……………

 

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画像出典:カード検索 | デュエル・マスターズ 

 

厳正なる審査の結果、採用の運びとなりました。

《奇天烈 シャッフ》はクリーチャーであり、なおかつ対象を取らない攻撃封じと呪文メタ。たぶんそろそろ殿堂入りします。ミラーにも強くフィニッシュでも使用するため、個人的には現状採用しない理由が見当たらないです。

《Dの牢閣 メメント守神宮》はデッキの守備力を上げ、タップキルによりメタクリーチャーの処理を容易にしてくれます。1枚しか入らないけど。

 

 

なんで?っていうカードが2枚、人によっては4〜6枚入ってると思います。

そのうちの4枚、《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》と《ジョギラゴン・アバレガン》について言い訳しておきます。

先ほども述べた通り、このリストは基盤であり、まだまだ盛れます。女子中学生のプリクラくらい盛れます。そのことを踏まえた上で。

 

 

まずは後者、アバレガン。

コスト6。ブレラやワナビーの影響を受けず場に残せるGRクリーチャー。パワーも4000あるため、チュパカルを付けて棒立ち状態でも《墓地の儀》で沈まない。

文字に起こすと強そうだ。実際強い。

 

Q.──入れてる枠があるのか?

A.無いです。

 

現実は非情である、実質4000のデメリット持ちバニラクリーチャーを入れている枠など本来はない。なぜなら【ドロマーオーラ】はメタデッキ。この枠は本来《トムライ 丙-三式》や《予知 TE-20》、《ソゲキ 丙-一式》となるはずです。

 

Q.──では何故、入っているのか?

A.そこまでしないとメタを超えられないからです。

 

 

 

次、クローチェ。

オカルト絶対許さない。そのため2枚の採用。2枚あることで互いを使い回せる。

 

Q.──今ってオカルト競技シーンで数いる?

A.知りません。

 

 

 

 

 

 

今季、個人的には【5cモルマゲドン】がオススメです。つよいし強化もたくさん貰うので。

 

 

決して【ドロマーオーラ】が弱いわけではないんです。プレイヤーと公式がいぢめるから勝てないだけです。メタゲームが一周したら、もしかしたらまた出番が来るかもしれません。

   

 

 

 

 

 

でもこのデッキ使ってて全然楽しくないんだよな……

 

 

 

 

 

 

おわり

閉廷

以上

解散

 

 

 

 

 

ではまた。

 

【ウマ娘PD】ライスシャワー、究極の美化と永遠の魔法

 

ライスシャワー

キリスト教式が終わった後、新郎新婦の退場の際に、祝福の意味合いを込めて新郎新婦に参列者が米を振り掛ける。

なお、ホテルや結婚式場のチャペルでは、掃除をする手間などを考えて、チュールに包んだ米を使うことが多い。

【歴史・由来】

米は豊穣や繁栄を象徴するもの。それを新郎新婦に振り掛けることで、ふたりの幸せを願う。

引用元:ライスシャワー|ウエディング用語集|ライスシャワーならゼクシィnet

 

時期的にちょうど皇族の結婚にあやかったものだったのかもしれない。

だが、その名はきっと“見る者を幸せにする”ために、祝福の意味を込めて名付けられたのだと思う。

 

※以下、ウマ娘ライスシャワー」に関するあらゆる重大なネタバレを多々含みます。

 

 

ライスシャワーという存在

ライスシャワー。日本の競走馬である。

 

競馬史上でも珍しい、「勝ちを望まれなかった」馬。

無敗のまま3冠を手にしようとしたミホノブルボン菊花賞にて黒星をつけ、今でこそ最強のステイヤーとの呼び声高いメジロマックイーン天皇賞(春)3連覇を阻止。彼が勝利を収めた後、競馬場は異様な空気に包まれたと言う。きっとそれはブルボン、そしてマックイーンに「勝ってほしい」と──裏を返せば「ライスシャワーに負けてほしい」と──願った人々が少なからず居たからに違いない。

長期間のスランプ、そして天皇賞での復活。多くのファンからの投票により出馬した宝塚記念のレース中に遂げた死。

その壮絶な生涯はひとつのドラマのようでもあり、俯瞰してみれば美しさすら感じる。

悲劇の悪役(ヒール)。ヘビーステイヤーレコードブレイカー。彼の二つ名は多く挙げられるが……。

      「刺客」

全くもって、これ以上に相応しい呼び名はないと筆者は考える。

 

ライスシャワー

勝ち星が無いながらも人気を伸ばしたハルウララとは対極にある、不幸な競走馬。

あまりにも美しすぎた彼の生き様は美談にされた。一頭の馬の物語は美化され、変容し、本質すら変わりゆく。

これは死の当時にも「ライスシャワーブーム」として起こったことだ。

そして2021年春。今も起こっている。

 

しかし、だからこそ。美しすぎたからこそ。

一人のオタクに、ライスシャワーという存在を激烈に印象づけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大人気スマホアプリ、【ウマ娘プリティーダービー】。競走馬を擬人化した「ウマ娘」たちが走って歌って踊り、ファンを集める育成ゲーム。

その舞台に彼──否、彼女もいる。

ライスシャワー

ライスちゃん。

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誕生日は3月5日、身長145cm。スリーサイズは上から75、51、76。小柄なのは原典のライスシャワー(馬)に準拠している。

ナイフを抜きつつ駆け出す姿はまさに「刺客」。青い薔薇の意匠も目に鮮やかで美しい。


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みんなの幸せを願う。彼女の走る理由はライスシャワーの名の通り。

 

 

彼女は決してヒールじゃない。

ヒーローだ。

 

 

 

 

◼擬人化という究極の美化

競走馬の擬人化が善い悪いという話をここでするつもりはない。

しかしライスシャワーが20年近い時を経て擬人化される、ここに意味がある。

 

ウマ娘に触れるまで競馬──ましてや過去の名馬など、微塵も知らなかった方は少なくないはずだ。

かく言う筆者も競馬の「け」の字も知らない人間で、【ウマ娘プリティーダービー】プレイ前まではせいぜい所持していた知識なんて、かなり昔に見たアニメ『みどりのマキバオー』のおぼろげな記憶程度。

オグリキャップって名前は聞いたことあったかな……?くらい。


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↑こんなん。ウマ娘も競馬もよーわからん状態。比べてみるとあんまり似てなかった。

 

そんな筆者は当然、過去のライスシャワーの栄光も挫折も知る由もない。

だからきっと、触れるきっかけは“擬人化されたから”なのだ。

 

流行に乗りアプリをインストールし、トウカイテイオーというウマ娘に一目惚れしてゲームをプレイし始めた。

 

ウマ娘のアニメも未視聴であった筆者は世界観も設定も知らない。なのでともかく、沢山いる美少女キャラクターたちを育てることを楽しむことにした。ただの育成ゲームとして遊んでいたのだ。

後々気づいたのは、【ウマ娘】は「もしも」を楽しむゲームだということ。某氏のハルウララに関するnoteを一読し、馬になし得なかった夢をウマ娘に託せることこそが最大の魅力なのだと気づく。

 

「沢山いる美少女キャラクター」。

そのひとりに、彼女は居た。

ライスちゃん。弱々しい声でプレイヤーを「お兄様」と呼び慕い、どこかオドオドとした雰囲気の少女。

 

個人の意見で申し訳ないが、彼女は筆者の好みではなかった。快活なテイオーとは真逆でどこか頼りなく、もっさりとした見た目からは薄ら地雷臭に似たものも感じた。

普通にしていれば決して、「推す」には至らないキャラクター。当初は殆ど全くと言ってよいほど、彼女に対する好意を抱くことは無かった。

事実、育成ゲームにも関わらず彼女をきちんと育成しはじめたのは入手後日が経ってからのこと。

3冠入手、そして有マ記念にて皇帝シンボリルドルフを破るという、トーカイテイオー(馬)が「なし得なかった」どころかあり得なかった夢をトーカイテイオー(ウマ娘)が実現させ、やっと手が空いたから取り敢えず育てるか……程度のノリで手を出した。

 

 

 

◎育成ストーリー

みんなを不幸にする悪い子、と彼女は自称した。

所謂「不幸キャラ」で、しかもそれがゲームのシステムにまで反映されている。

すまん、初見でライスをURAグランプリ優勝させられたやつおる?そう聞きたくなるくらい、とても育成が難しい

当然だ、無敗の「栗毛の超特急」ミホノブルボンに初黒星を叩きつけるような娘が、そんな簡単に強くなれる訳がない。

かく言う筆者も天皇賞(春)に出走するありえないほど強いマックイーンにライスともどもボコボコにされ、育成打ち止めになるばかりだった。

 

「がんばれライス、がんばれ……!」

「がんばるぞー、おーっ!」

 

自身を鼓舞するかのように「がんばる」と口にするライスシャワー

それはきっと「見る者を幸せにしたい」から。「勝ちたい」から。心根の優しい部分も垣間見え、彼女の人柄の良さが次々と表立つ。

それらを知って初めて、筆者は少しずつライスシャワーというウマ娘に心を打たれ始める。オタクは健気な女の子に弱い。

しかし……やはり天皇賞(春)が鬼門。勝てない。育成が進まない。モチベーションが下がる。

モチベーションが下がりすぎた結果──逃げた。

育成を中断した。

なお筆者はこのときまだ、史実のライスシャワーのことなど微塵も知らない。

 

 

◎メインストーリー

ライスのことなど忘れて、タイキシャトルダイワスカーレットの大きなおっぱいがぶるんぶるん揺れるのを眺めていたある日、ゲーム内にメインストーリーというものがあることに気づく。

 

第1章は天皇賞2連覇を狙うメジロマックイーンを主人公とした、青春スポ根ストーリーが展開される。f:id:otakulemon:20210310154428j:image

チーム解散の危機、チームメンバー不足、奔走するマックイーン、そんな彼女に惹かれて集まってくる仲間。友情、努力、挫折、復活、勝利。ドラマチックなストーリー展開を見せる。

何だかんだ紆余曲折を経て、マックイーンは史実通り天皇賞(春)を2連覇するのだった。

 

そう。大まかな流れこそ史実通りにメインストーリーは進む。

誰々が強くて、誰々が何のレースで勝つのか。史実通りに事は運ばれる。結末は既に決まっている。ドラマチックな、なんて表現をしたが。

再現に過ぎない。

結局歴史をなぞり、再現し、擬人化した上で美化しているだけなのだ。

……しかし、競馬の「け」の字も知らない筆者はそんな事分かるはずもない。ただワクワクする「物語」として、メインストーリーを読み進める。

 

続く第2章。マックイーンは天皇賞(春)3連覇を目指しトレーニングの日々。そのタイミングで彼女がやってくる。

 

「刺客」、ライスシャワー

 

逃げた筆者を追って来るように現れた。

「ライス、がんばる」

“また”その言葉を口にしながら。

 

なかなかレースで勝てない中、マックイーンの走りに憧れたというライス。

「勝ちたい」という強い意志を持つ彼女は、次第にマックイーンにも引けを取らない見事なステイヤーとしての才覚を見せる。


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メインストーリー第2章、その主人公は誰でもない、ライスシャワーだった。

 

レースに勝つため、彼女は必死に努力を続ける。

ウマ娘】をプレイしたことがあるなら分かるはずだ、1つのレースを達成するまでに、彼女たちはどれだけ沢山のトレーニングを積むか。

努力。努力。

努力に努力を重ね、ライスは実力を磨いていく。マックイーンに脅威と思わせるほどに。

 

そんな中、ライスに打倒すべきライバルが現れる。

ミホノブルボン


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無敗で3冠に挑む彼女に勝つという目標を立て、ライスは「がんばる」。ブルボンに「勝ちたい」という気持ちを原動力に。

その過程が丁寧に、多少ズレてはいるものの一生懸命なライスの努力とともに綴られる。

 

ここで虜になるのだ。

 

一生懸命で、みんなの幸せを願い、しっかりとした強い芯も持つ、とても良い子。

小さながんばり屋。ライスはまさに章タイトルの通りの女の子。そんな彼女に惹かれないトレーナーは居ない。

ここでウマ娘ライスシャワーは筆者の「推し」になった。本当の意味で、ライスの初期ファン数が1になった瞬間である。

 

そしてその時が来る。

菊花賞。クラシック3冠最後の1つ。

これまた史実通りに、ライスはミホノブルボンについていき、追いつき、追い越した。ライスがついに勝った。

 

──勝ってしまった──

 

「やったぁ!!!」

 

成長したライス。頑張ったライス。手放しで褒めてあげたいほどの見事な走り。圧倒的な勝利。画面の前で歓喜し、口走る。

史実を知らない、競馬も知らないからこそ、無垢に喜んでいた自分が居た。

そこから先は本当に地獄だった。

 

 

 

 

「なんつーか、ちょっと残念だな。」

 

 

 

誰かがそう口にする。

異様な空気。

そして気づく。

多くの人が望んだ。無敗の3冠ウマ娘の誕生を望んでいた。

ウマ娘】世界ではレースに勝つことで、「ウイニングライブ」のセンターを取ることができる。

ファン数こそが物を言う近年のアイドルの「人気投票」とはそこが違う。

ウマ娘の場合ファンが居なくとも、強ければ、勝ちさえすればセンターに立てる。

一種実力主義的でもあるそれが裏目に出た。

 

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──こんなのあんまりだ。

憤る。

たかがゲームの、メインストーリーなんていうおまけ要素で、筆者は心に荒波を立てた。

お前らにライスの何が分かる、あの子はがんばり屋で良い子なんだ。

まるでオタサーの姫に振り回される輩のような言葉が脳内を駆け巡る。

 

勝ったのに。誤魔化しのきかない一発勝負で、明確な実力差を示しライスシャワーミホノブルボンを降したのに。

なのに、冷たい言葉が投げかけられる。

ライスは良い子だ。芯も強い。

だが──耐え切れなかった。

 

みんなを不幸にする悪い子。

 

彼女は自身に、その烙印を押してしまう。

ライスは自分が勝つことは誰かを不幸にすることだと考えるようになる。

ミホノブルボンの勝利を望んだ多くの観客を不幸にしてしまった、他のレースでも勝てば同じことが起きる、と。

 

擬人化されたからこそ、感情を持ち、我々と同じ言語を操るからこそ彼女は苦しむ。

史実通りのシナリオに、ウマ娘であるライスの「勝ちたい」という意志が、心が、折れてしまった。

 

これは究極の美化。

擬人化したことで「感情」というものを上乗せし、美談をより美談として仕上げてきた。

こうして、名馬ライスシャワーの物語は変容していく。

 

 

 

◼永遠に解けない、奇跡の魔法

 

物語は続く。

◎メインストーリー

「みんなを幸せにしたい」、それは貫徹される彼女の願い……否、もはや祈りに等しいものだ。

だからライスは勝てなくなった。「勝ちたい」と思えなくなった。みんなを不幸にするから。

 

そんなライスに対してメジロマックイーンは「期待」する。同じ舞台で戦い、見せたい景色があるのだと。

天皇賞(春)、彼女の3連覇がかかった大舞台で、ライスとの真剣勝負を所望するのだ。

蘇る菊花賞の記憶。マックイーンの勝利を阻めば、ブーイングは避けられない。

尻込みし迷走する彼女の元に、かつてのライバル、ミホノブルボンがやって来る。

 

「勝負をしてください」

ブルボンはライスにそう持ちかける。

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追う側と追われる側は逆転していた。

「勝ちたい」という気持ち。そのための努力。それこそがライスの武器であることは、ライバルであるブルボンも、彼女の頑張りを直ぐ近くで見てきた我々も知るところだ。

ライスも思い出す。これまでの努力、「勝ちたい」という強い意志。

 

「ライスが勝つことを喜んでくれない人がいても、それでもやっぱりライスは……。」

 

ウマ娘という擬人化だからこそ、この脚色は許されるし、これほどまでに美しい。

 

「ライスは、勝ちたいっ!」

 

ライスは天皇賞(春)への出場を決め、マックイーンとの勝負に挑む。

メインストーリーの大枠は史実通りに進むことはすでに述べた通り。冒頭でも見たように、このレースではライスがマックイーンに勝利。センターを掴むこととなる。

当然ブーイングの声は上がる。ライスもプレイヤーも、そのことは分かっているが……やはり辛い。

だが、その中にポツリ、ポツリと聞こえるものがあった。

 

ライスシャワーへの声援だ。

 

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緑色に染まる中、ちらほら見える青いライト。きっとそれが、青い薔薇を身につけた彼女を応援してくれたファンの光。

自分の勝利が確かに、誰かを幸せにしていた。

そのことを知ったライスは──「勝者に相応しい姿」で、センターに立つ。

 

 

たがこれで終わらない。

繰り返しになるが、メインストーリーは史実通り。

ライスシャワー(馬)には長い長いスランプ期間があった。

彼女もそれをなぞる。Cygamesはなかなかハッピーエンドを見せてくれない。プリコネでもそうだ。すぐ女の子をひどい目にあわせるんだ。

 

ともかく、天皇賞以降ライスは勝てないレースが続く。

レースに「勝ちたい」という意志もある。努力も怠らない。なのに勝てない。1着が取れない。ブルボン、マックイーンの偉業を阻止した「あの時のライスシャワーはどこに行ってしまったのか」と実況からも煽り倒される始末。

レース後、勝ちを逃したライスが涙をぐっとこらえる。

……泣くときは嬉し泣きの方がいい。そう言って。 

 

どうしたら勝たせてあげられるのか。

その答えは──。

 

 

◎育成ストーリー

勝てない。

勝てない状況が続いているのはこちらも同じだった。

メインストーリー第2章の続きを読むには、なかなかキワモノ揃いの長距離レースに勝利する必要がある。

メジロマックイーンに勝てないライスでは当然ながら勝てない。

奇跡的に、プレイ時の状況とストーリーの展開がダブっていた。

 

「がんばる」

 

メインストーリーのライスの姿が焼き付いて離れない。小さながんばり屋のあの子を、なんとしても勝たせたい。

そこで思い出した。【ウマ娘】は「もしも」を楽しむゲームだということを。馬になし得なかった夢をウマ娘に託せることこそが最大の魅力なのだと。

実際、筆者はトーカイテイオーの育成に際し本物のトーカイテイオーに関する情報を収集した。得意な馬場、出走すべきレース、脚質、そして多くの故障と奇跡の復活、その生き様や騎手たちの言葉などなど………そこまでしたからこそ、皇帝を超える帝王を生み出せた。

ならばやることは一つ。

 

───そうしてやっと、筆者は「ライスシャワー」を知ることとなる。

ライスシャワー

日本の競走馬である。

 

ミホノブルボンを負かし、メジロマックイーンの連覇を阻んだステイヤー。レース中の死という悲しい結末。

脚色もない、美化もされていない、本物のライスシャワーのドラマが真正面から迫る。少しネットで調べれば山ほど出てくる。レースの様子だって残っている。その最後すら。

自然と涙が溢れるほどの熱量を持って、名馬ライスシャワーは筆者の眼前を駆け抜けていった。

 

頑張らなくてはいけないのは、こちらの方だ。

 

一念発起、丸一日を費やして最強のライスシャワーを育成した。

──まず皐月賞を取った。

史実のライスは中距離レースの実績がなく種馬としても評価がつきにくかったという。ならば……最強のライスシャワー、いいや本当のライスシャワーなら、中距離でもきっと十分活躍できたと知らしめなければならない。

──続いて日本ダービーで1着。

3冠。そして春秋2冠。ゲーム内設定でも何でもない、トレーナーである筆者とライスシャワー、ふたりの目標がそれとなった。

有無を言わさない圧倒的な強さで持って、ライスシャワーの勝利で多くのファンを幸せにするのだ。そうすれば、きっと報われる。

──菊花賞。もはや敵は居なかった。

もちろん3冠など取らなくとも育成は続けられる。

──日経賞。3冠ウマ娘には短すぎる距離だ。

だがそれでは駄目なのだ。もう「残念だった」などとは言わせない。言わせたくない。

がんばれライス。

──天皇賞(春)。マックイーンはついてこれない。 

史実を超えた。

ライスシャワーは生きている。

今ここに、生きているんだ。

次。

次の目標レースは。

 

 

 

──宝塚記念で1着。

 

ストーリー内では突如として事故が発生、会場が阪神競馬場から京都競馬場に移されることとなる。

そこで筆者は震えた。

……………おかしい。

おかしい。なぜ宝塚記念に。

 

「これは、2年後のはずなのに

 

 

宝塚記念ライスシャワーにとってそのレースは──阪神淡路大震災の影響により急遽京都競馬場にて行われたそのレースは──史実でスランプから復帰し天皇賞(春)を2連覇した彼が、最後に出走し、頑張りすぎたゆえに命を散らした戦いである。

 

会場変更。共通点はそこだけだが、余りにも似ていた。

早すぎる。そうは思う。

だが、納得はできる。

これはゲーム。【ウマ娘プリティーダービー】。この宝塚記念は……ファンサービスなのだ。

有馬記念同様、宝塚記念ファンからの投票がなければ出走できない。

スランプ期間からの脱出、華々しい復活をまだ経ていない彼女を史実通りに再現して育てても、そんなファン数は獲得できない。

ウマ娘】運営は知っていたのだろう。

だからこんな目標が設定される。

 

ここまで来れるライスなら、既に史実を超えているんだぞ、再現ではないんだぞ。

そう言われている気がした。

青い薔薇の花言葉は『奇跡』。

自然界に青い薔薇は存在しない。その奇跡は人の手により作られたものだ。

彼女も。今この手の中にある、究極に美化された奇跡も。

 

──宝塚記念、ライスは1着をもぎ取った。

 

多くのファンの声援を向け。育成ストーリー上最大の舞台、有マ記念に駒を進める。

 

「あなたの夢、わたしの夢は叶うのか」

実況の言葉がこれほどまでに染みることなど二度とないだろう。

ゲートが開く。

ライスシャワーは、夢の舞台に駆け出した。

 

ライスの物語は、まだまだ続く。

 

 

 

◎メインストーリー

(がんばれ。ライス、がんばれ……!)

 

勝利を願ってくれるのは、ひとりだけ。

自分だけだと、少女は思い込んでいました。

 

時は過ぎ、天皇賞(春)

連覇のかかった大一番、彼女は──他の追随を許さない走りで盾の栄光を手にした。

 

──ライス、ライス、ライス、ライス……!

 

ライスが勝てなくなった原因。それは目標……追いかけるべき背中を見つけられなかったからだった。

仲間とライバルたちの助けもあり、スランプを抜け出すライス。

二度目の栄冠。

 

けれど全力で走りぬいた少女を迎えたのは、

まるで高い高い青空から舞い落ちるような、

たくさんのたくさんの声援でした。

 

これは彼女の強さをありありと証明する。

それだけじゃない。負け続きでも走り続けた彼女には今では多くの、本当に多くのファンにも恵まれた。

 

「あ……あの、ええと」

少女は驚いて、戸惑って……それでも。

小さな、少女には大きな一歩を踏み出して。

 

彼女が勝利したことで、多くの『幸せ』が生まれたのだ。

 

「あ……ありがとう、ございます……っ!」

 

──「『幸せ』が舞う時」

ストーリーの視聴後に手に入るサポートカード。

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ターフの上に立つライスの顔は見えない。

ただ、小さながんばり屋の背中は、これまでよりも少したくましく見える。

 

少女への声援は、いつまでもいつまでも

止むことはありませんでした──

 

 

 

 

 

ライスシャワー

幸せを願い名付けられたその名は、今このとき、多くの人々の「幸せ」に寄与している。

 

擬人化され、美化されたライスシャワーを知ったことで、筆者は本物の「ライスシャワー」の生涯を知った。感動したなどという生易しい言葉では到底形容できない。『凄まじい追体験』でもしたような気分だ。

それはきっとライスシャワーだから、なのだろう。

 

忘れられない。

ライスシャワーはきっと、今でも多くのファンの胸の中に生き続けている。

筆者はそんな魔法を、ウマ娘ライスシャワーからかけてもらったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◼ささやかな祈り

二度目の天皇賞(春)制覇後。

ライスシャワーの独唱ライブにて歌われる楽曲が、「さやかな祈り」。

 

走り始めたのなら──儚くも強い意志が込められた楽曲。

秘めた想いを胸に、夜空に浮かぶ月へと祈る。

 

「もう泣かない」

 

その瞬間、彼女の頬を伝った涙を見逃さない。

そして最後──ライスシャワーは、きっとあなたに『幸せ』を与える一言で、そのライブを締めくくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではまた。

れもん

 

 

【プリコネR】あなたのプリコネライフを充実させる、たった3つのステップ

 

こんにちは、れもんです。

早速ですが

プリコネのキモオタになるための儀式をご紹介します。

 


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これはサレン。最強の女。

 

 

①「メニュー」を開く→「プロフィール」を選択→「キャラ変更」をタップしてお気に入りのキャラを選ぶ。

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↑自己紹介キモすぎ

 

 

➁同じく「メニュー」から「設定」を選択→「通知」の中の『お気に入りキャラ設定』と『スタミナ全回復時』をONにする。f:id:otakulemon:20210209231234j:image

 

③スタミナを調整し、全回復する時刻を起床したい時刻に設定する。

プリコネのスタミナは6分に1回復。

 

 

 

結果

色違いボルケニオンゲット!

 


違う

 

なんと上記の3ステップを踏むことで、推しキャラが実質的に目覚まし通知をしてくれるようになります。2年前から可能な小テクです。

プリコネは目覚まし機能があったってこと。Cygames様、サレンアラーム待ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待てよ……?

オレ、気づいちまったんだけどよ

 

プリコネのスタミナ回復通知はよォ……

『スタミナが全回復した後』にしか届かねぇようになってる…………

 

ホンモノなら──そう、ホンモノの訓練された「赤ちゃん」ならッ

 

 

スタミナが回復しきる前に起きるッ!

 

 

くらいのやる気がねぇとダメなんだ、クラバトも、アリーナも、イベントだって、そうだろ?

推しの手を煩わせないように早起きする、それがオレたち赤ちゃんの役目だ

 

 

 

こんなクソを読んでないで早く寝ろ。

 

 

 

おわり

新・原神ぷにあな三銃士を連れてきたよ

 

パイモン「おまちどー!」

 

わたし「お前はパイモンぷにあな非常食!!!!!」

 

パイモン「オイラは殿堂入りだ!!新たな原神ぷにあな三銃士を連れてきたぞ!」

 

わたし「新たな原神ぷにあな三銃士!?」

 

ウェンティ「まさに新時代の幕開けだね」

わたし(膜開け……………?)

 

 

 

 

暗い背景、人権性能

そんなことより俺のミルクを飲め

七七

 

 

 

かわいい、マジで

やってる寄りの強キャラ

クレー

 

 

メスガキかと思った?

残念、メスネコガキでした!

ディオナ

 

 

 

ウェンティ「えへっ」

パイモン「えへっ」

わたし「えへってなんだよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

原神引退記念。

 

 

原神ぷにあな三銃士を連れてきたよ

わたし「お待ちどーーー!」
 



 

 
わたし「原神ぷにあな三銃士を連れてきたよ」

 

わたし「「原神ぷにあな三銃士!?」」

 

 

すべての始まり、空飛ぶオナホ

最高の仲間

パイモン

 

「オイラは非常食でもオナホでもないぞ!」

 

 

もっと美味いミルクを教えてやるぜ

ぷにあなマグロキョンシー

七七

 

「ココナッツヒツジ」

 

 

カラーリングはTE○GA

完全にアウトなのでぷにあな呼びは気が引ける

クレー

 

「終わった……」

 

 

 

 

終わってんのはこのブログだ。

 

 

 

 

 

 

【クソゲー紹介】ワンコインで買ったゴミ



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【Νew ガンダムブレイカー

買っちゃった。500円。

 

2018年6月発売。フルプライスは8,368円。

2019年4月サービス終了。

 

 

KOTYノミネート作のプレイは初めてなので緊張しています、れもんです。

この度は「創作共闘アクション(笑)」のΝewガンダムブレイカーをプレイした感想を垂れ流します。

 

せっかく買ったし、

ブログのネタにでもしないと、勿体無い。

 

 

このゲーム、発売ギリギリで〝β版〟が出たり、バグ多すぎたり、クソすぎて海外の公式が謝罪したり、詐欺みたいな神CM流したりして伝説のクソゲーなんですけど、そういった「ゲーム本編の外側にあるクソさ」は今回は置いておきます。

 

 

~Νewガンダムブレイカー、存在しない前回に起こった3つの出来事~

1つ、都市計画でガンプラバトルを勉強する学園、「ガンブレ学園」が作られる。ガンプラバトルはガンプラを作ってそれで戦うゲームみたいなもの。

2つ、その学園を「生徒会」が乗っ取り、実力主義的な体制を敷く。強いものはより強く、弱いものは搾取され続ける仕組みが成立した。

3つ、ヒロインたちはそんな生徒会にご立腹。

 

↑存在しない前回なので、特段説明が無いまま初回の戦闘がはじまるよ。

 

そこで転校生である主人公がやって来て、少しずつ新しい風が吹き始める……というわけですけど、まぁこの時点でツッコミたいところは多々あるんですよね。

 

ガンプラバトルのための学校を政策で作るなよ。

 

作ったなら作ったで実力主義になって当たり前だろ、向上心がないものは去れ。

 

あと学校の名前が「ガンブレ学園」なの頭おかしいだろうよ、なんでガンダムブレイカーの略称を学校の名前に付けとんねん。

 

 

……。

まぁまぁ。ストーリーはツッコミどころしかない、というのは仕方ないですよね。ゲームなんだから。ゲームの世界にあれこれ言うなんて間違ってますわ。

 

じゃあキャラはどうか。



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かわいい。声もいい。しかも恋愛対象として攻略できる。

プレイ数時間で、メインヒロイン3人を抱けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

違う、そうじゃない。

わたしがやりたかったのは「創作共闘アクション」なんだ。

ギャルゲじゃない。しっかりしてくれ。

でもねぇ。キャラは(不快なほどにガノタじみてるけど)かわいいんですよねぇ。

早く全員抱かなきゃ。

 

 

そして問題のゲーム性。

これが本当に、本当にマズイ。

 

ガンダムブレイカー」シリーズのゲームの基本はコマンド入力による戦闘アクション。格闘ゲーム無双シリーズを想像していただければわかりやすいかと思います。

まぁれもんは今作がガンダムブレイカーシリーズ初プレイなんですけどもね。

 

本作だけで言えば、プレイヤーはガンプラを操作することで敵のガンプラぶっ壊すことが至上の目的。ときには自分のガンプラも敵にぶっ壊される。ぶっ壊されたら敵をぶっ壊して手足や頭、武器を奪って自分のものにする。

ガンダム使ってたのに、いざ戦いが終わってみればザクになってた、みたいな。この時点でちょっと怪しいよな。

ちなみに、さすがに奪われたパーツはなくならないから安心して遊べる。

 

おっ、おもしろそうやな。

そう、戦闘のベースはめちゃくちゃおもしろい。実際開始30分は結構楽しめてました。

 

でもねぇ、それ以外が全てダメ。

一応数度のアップデートを経て改善されたようですが、それでもダメでした。なお公式サービスは先述の通り既に終了、新たなコンテンツの配信も行われていません。つまり改善されることは無い。クソだろ。

 

どんな所がダメか、わたし基準で挙げていきますね。

 

1.画面が見にくい

クソちっちゃいマップ。見えんがな。

画面中央にデカデカと表示される

QUEST START

QUEST CLEAR

の文字。敵との戦闘中でもデカデカ出る。邪魔。

んで、そのミッションの肝心の内容はプレイ中はちっちゃくしか表示されない。見えんがな。それをクリアしないとゲームは進まないのでしっかりしてほしい……のだが、

 

 

2.プレイヤーは戦わなくてもいい

ミッションはNPCが勝手にクリアしてくれます。だからプレイヤーは戦わなくてもいい。ミッションやらんでいいんです。

たまに強い敵が来るときに頑張ればいい。

このゲーム、何をすればいいんだ?

答えは一つ、ガンプラのパーツ集め。それだけ。

敵をぶっ壊してパーツをぶんどり、それを自分のコレクションにするのです。好きなガンプラ、強いガンプラを作るためにも必要なこの作業は、このゲーム最大の楽しみですね! 

 

………………。

 

3.パーツが集めにくい

クソがよ。

持てるパーツは5個まで。単純に持って帰れるパーツは5個。敵から攻撃されると装備しているパーツだけじゃなく、持っているパーツも奪われることがある。とにかくパーツを持ち帰りにくい。

モンハンの納品ボックスみたいなのに入れれば沢山持ち帰れるのですが……

  1. 納品ボックスは一度使うとランダムリスポーンする(これが一番クソ)。
  2. 納品中も敵の攻撃を受ける。納品には数秒かかる。
  3. NPCの味方も納品する。プレイヤーの意志に関係なくランダムリスポーンしてしまう。そしてNPCが納品したパーツは持ち帰れない(多分。ここはまだ確認できてないしするつもりもなくなった)。

……本当にこれがストレスでしかない。

ほしいパーツを手に入れたら逃げまくるしかない。《創作共闘アクション》はこの時点で消えました。 

 

4.操作性もうんち

ロックオン性能がクソ。画面内の一番近い敵に強制ロックオンされ、ロックオン対象を選べない。

カメラの操作性もあまり良くない。設定でいじってはみたのですが、肌に合いませんでした。

あと強格闘の拘束時間が長い。ボタン一発で1、2秒は勝手に動く。一応スキル等でキャンセルは可能。しかしそのスキルは初期状態では使用できない。

 

5.もう何かいろいろバランスが悪い

空を飛ぶ敵が出ます。当然そういう相手には射撃で応戦しますよね?もちろん本来ならガンダム乗ってんだから空飛べよってなるんですけど。

空飛べないんですよね。

飛べ!ガンダムすら真っ向から否定していくスタイル。やっぱすげぇよミカは。

あとこのゲーム射撃武器がうんちなんですよ。弾数も少なく弾速も遅めだし射程も短い。空飛んでる敵に攻撃が基本当たらない。うんちだうんち。うんちっち。

 

何度落ちても負けにはならないというすごくいいところもあるのですが、死亡後リスポーン地点がランダムなので即死の可能性があるのもクソ。

 

キャラはかわいいけれどストーリーはクソ。

 

ロードがちょっとだけ長い。あの神ゲー、モンハンワールドと同じくらい。

その割にはクソゲーなのがまたクソ。

 

 

 
一応完走しました。

完走してみた感想ですが、まあ遊べなくはない。

何故ならこういう理不尽なゲーム、れもんは好きだから。ガンダムブレイカーシリーズをプレイしたことがないというのも、このクソゲーに「遊べなくもない」という評価を下した一要因ではありますが。

 

ただしプレイによるストレスは尋常ではありません。

欲しいパーツを死にものぐるいで手に入れて。それを奪われて。同じステージを再走なんて何回やったかわかりません。

つらかった。

一人でやるゲームじゃない。

 

500円の価値はあったと思います。

でもプレイ時間が帰ってこないことを考えるとどう考えても損します。

 

クソクソのクソゲー

明日ゲオに売りに行ってきます。

 

 

 

ではまた。

 

 

 

れもん