そんなものはない
あとゲームの勝敗を他人のレシピに託すな
はじめに
ドロマーオーラは、現環境トップデックの【オカルトアンダケイン】に対して明確な有利がつく数少ないデッキでした。これが【ドロマーオーラ】というデッキを環境まで引き上げた1つの要因だったことは、是非頭の片隅にでも置いておいてください。
しかし時は令和3年王来篇。
ヴァイカー覇道の台頭などCSの復活により環境は激変。さまざまなデッキがしのぎを削る群雄割拠な時期となりました。さらには新弾発売での環境の変化も間近。
ここまで来ればオカルトをメタることは最早「当たり前」となります。墓地を自由に使わせない、踏み倒しを許さない、或いは相手より先に殴り切る。先日の緊急裁定変更等を見るに、今後はそれが現代デュエル・マスターズのスタンダードとなるのだと思います。
そして現在。
オカルトをメタるという「当たり前」の「ついで」に、メタデッキであったオーラをメタるカードを投入したデッキたちが増えました。《ワナビーワラビー》というこれまで見なかったカードがわらわら湧いて出てきたのもその証拠。
これは【ドロマーオーラ】の持つポテンシャルが評価されたことと同義であり、かつデッキタイプの終焉を意味します。
もはや勝てません。今後カードプールの増加によりGRギミックが強化されることは99%ないため、これからは一層厳しい戦いを強いられるでしょう。
【ドロマーオーラ】はギミックが単純で安定した動きを通せる。裏返せば、単純ゆえに妨害も容易。もとより非常に脆いデッキタイプです。【オカルトアンダケイン】が絶対的強者だったからこそ勝てていた感は否めません。
そのことを踏まえて。
【デュエマ】ドロマーオーラエアプ勢です、対戦よろしくお願いします。 - れ も ん 汁 の出涸らし【デュエマ】ドロマーオーラエアプ勢です、対戦よろしくお願いします。 - れ も ん 汁 の出涸らし
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前回のあらすじ
今回
↓
これはレシピ……?
いいえ、これはレシピではありません。
基盤。カスカスの基盤。
メタる側からメタられる側になったドロマーオーラにおいて、最早妨害札であったジョー星も不採用となっています。
昨今では《U・S・A・BRELLA》がバーンメアと赤白に、《ワナビーワラビー》が赤青覇道など青を採用するデッキにガチで入りはじめました。
基本的に投了レベルの濃厚な負け筋となるカードではありますが、やはりそれでも勝ちたいので……………
画像出典:カード検索 | デュエル・マスターズ
厳正なる審査の結果、採用の運びとなりました。
《奇天烈 シャッフ》はクリーチャーであり、なおかつ対象を取らない攻撃封じと呪文メタ。たぶんそろそろ殿堂入りします。ミラーにも強くフィニッシュでも使用するため、個人的には現状採用しない理由が見当たらないです。
《Dの牢閣 メメント守神宮》はデッキの守備力を上げ、タップキルによりメタクリーチャーの処理を容易にしてくれます。1枚しか入らないけど。
なんで?っていうカードが2枚、人によっては4〜6枚入ってると思います。
そのうちの4枚、《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》と《ジョギラゴン・アバレガン》について言い訳しておきます。
先ほども述べた通り、このリストは基盤であり、まだまだ盛れます。女子中学生のプリクラくらい盛れます。そのことを踏まえた上で。
まずは後者、アバレガン。
コスト6。ブレラやワナビーの影響を受けず場に残せるGRクリーチャー。パワーも4000あるため、チュパカルを付けて棒立ち状態でも《墓地の儀》で沈まない。
文字に起こすと強そうだ。実際強い。
Q.──入れてる枠があるのか?
A.無いです。
現実は非情である、実質4000のデメリット持ちバニラクリーチャーを入れている枠など本来はない。なぜなら【ドロマーオーラ】はメタデッキ。この枠は本来《トムライ 丙-三式》や《予知 TE-20》、《ソゲキ 丙-一式》となるはずです。
Q.──では何故、入っているのか?
A.そこまでしないとメタを超えられないからです。
次、クローチェ。
オカルト絶対許さない。そのため2枚の採用。2枚あることで互いを使い回せる。
Q.──今ってオカルト競技シーンで数いる?
A.知りません。
今季、個人的には【5cモルマゲドン】がオススメです。つよいし強化もたくさん貰うので。
決して【ドロマーオーラ】が弱いわけではないんです。プレイヤーと公式がいぢめるから勝てないだけです。メタゲームが一周したら、もしかしたらまた出番が来るかもしれません。
でもこのデッキ使ってて全然楽しくないんだよな……
おわり
閉廷
以上
解散
ではまた。