
どうも、れもんぱんです。いつもなら旧Twitterで吐いて捨てる嘘ですが、本日は長くなるのでここに吐いていきます。
1.アルカディアス・バイブルについて
その中には、聖霊王による叡智と正義の言葉が並べられている。
初出はマスターズ・クロニクル・パックのフレーバーテキスト。

後に「ウィズダムとモナークの戦い(時系列不明)」を描いたマスターズ・クロニクル・デッキ2016で少しばかり補完されつつ、近年アルカディアスのドリームクリーチャー化を期に再展開されています。
バイブルは原義でもカードテキストでも聖典ですので、存在そのものは『アルカディアスとその創造主の偉業や権威を広める、確立するために制作されたもの』だと推測できます。前提として「アルカディアスに一定の権威がないと困るヤツ」、ひいては「アルカディアスによる支配や統治が正当なものである裏付けが必要なヤツ」がクリーチャー世界に居るわけです。
当初はウィズダムが直属の配下に支配を丸投げしたいから作ったのかなぁ……みたいな妄想は、できます。

そんな聖霊王の聖典ですが、いまのところ完全にフレーバーテキストのみでしか内容を知ることはできません。現在確認できるのは第15章 第7節まで。結構長い。しかしその間の章節の内容すべてが判明しているわけではなく、虫食い的に第〇章 第△節と情報が小出しされているのみです。
ペンダットに改ざんされているという可能性を今回は無視するとして、これらに奇妙な点がひとつあります。
2.「失われた」のに「存在している」矛盾

唯一節が存在しないうえに、失われたと明記されている章があります。
天の門は開かれた。さぁ、聖霊王たちよ、悪魔神との決着の時だ。
『アルカディアス・バイブル』 失われた第7章
天の門が開いたのは「サファイア・ウィズダムの直接の介入」であるとして。それに続く悪魔神との決着の時という言葉のニュアンスはクロニクル・デッキのシチュエーションに合致します……が、覇王との決着ではないことを考えると、ここでは覇王復活前……転生編における終末魔導大戦(超獣世界が滅びかけるほどだった大戦争)である可能性が高いと思われます。
戦火によりバイブルが「失われた」というのも、不死鳥編にてエンジェル・コマンド含む過去種族たちが絶滅しかけていたのを考えると、至極妥当に思います。
しかし何より気がかりなのは、失われているにもかかわらず、フレーバーテキストとして確かに存在しているということです。
単純に考えれば「ミスティが持つアーカイブのようなもの」、あるいは「辛うじて残ったのがこの一文だけ」なのですが……これが『故意に失われた』、つまり存在こそしているが、隠されている状態であるならば、どうか。
そんな話をします。
3.隠さなければならない理由①
勝てなかったと書きたくなかった。
まずこれです。終末魔導具大戦にて、文明間戦争の決着はついていません。敢えてモヤモヤする言い換えをすると、光文明は闇文明に勝てませんでした。それをわざわざ後世に残したくなった、記述されたが取り払ってしまったというのが、ひとつの説です。

加えて終末魔導大戦より続く不死鳥編にて、光文明の民を救うためではありますが、アルカディアスは悪魔と契約し闇落ちしてしまいます。
これは明確に、アルカディアスというクリーチャーの権威を失墜させる要因です。聖典に載せる意味がありませんし、仮にその自己犠牲の精神を賛美する目的で記述されていたとしても、光文明の権威のためには失われてしまったほうが都合がよいです。同じく第7章にこれらの記述があった、ないし同じページに記されていたならば、秘匿される理由も増え納得できます。
4.隠さなければならない理由②
関係のない人がアルカディアスの名前を利用してしまったため、隠すしかなくなったという可能性。これについて語りたい。
まずアルファディオスというクリーチャーについて。このクリーチャーは終末魔導大戦にて投入された光文明の聖霊王ですが、彼に言及する章は現状15章以降しかありません。



つーかそもそも「アルカディアス」の聖典なのにアルファディオス載ってるのも変なんですけどね。そのあたりに関してはデュエチューブにて詳しい解説が出ております。
ここでミソなのは、本来7章付近にて言及されるべき聖霊王の存在が、大きく間を空けて、改めて記載されているという点。
これは7章で失われて以降「アルカディアスに対する信仰」が変遷している、そこにアルファディオスも加わったことを示す材料でもありますし、それは超獣世界での時間経過をも暗に示します。つまりアルカディアス・バイブルは何者かにより加筆されていく書物である、ということです。
加筆していく以上、失われた7章、そして未だ登場していない8章〜14章は失われたが存在する文章ということになります。
時系列順に加筆されたとすれば、次に「アルカディアス」が現れるのは極神編。

しかしこの人は正統なアルカディアスではない、と公式に言及されています。光文明の権威のためであるなら、このマフラーが異様に長い人のことを聖典に記述する必要はありません。
が。
たったひとり。
このマフラーの長い人について、4章ぶんほど加筆しそうなクリーチャーが、います。

【Arcadias騎士団】の頭目ネロ・グリフィス。「アルカディアスに一定の権威がないと困るヤツ」であり、「アルカディアスによる支配や統治が正当なものである裏付けが必要なヤツ」です。正統なアルカディアスではないアルカディアスについて加筆しまくったことにより、それと辻褄の合わなくなる第7章を「失われた」ことにした、としたらどうでしょうか。
更に後年。彼女が書いた部分、つまり未だ我々が読むことのできない第8章〜第14章が「光の聖典」として正当性を失い、丸々……「失われた」ことにされたとしたら、どうでしょうか。
時系列的にも辻褄は合いますよね。そしてそれを踏まえると、彼女こそアルカディアス信仰にアルファディオスを合流させた存在かもしれない、という話もここでしておきます。
5.あの日見た聖霊王の名前をネロはまだ知らない。
超獣世界において、アルファディオスが再度歴史の表舞台に立つのは……転生編よりはるかに時間の経過した戦国編。
ネロ・グリフィスの放った極魔弾、黄昏魔弾により顕現します。これは恐らく、ネロがバイブルの内容ないし天雷の騎士たちからの伝聞で想像したアルファディオスです。
まず姿が違う。ネロが黄昏魔弾で顕現させたアルファディオスは、本来頭から生えているはずの二本のツノが鎧部分から生えています(当時の原作作画とか初期イラストとか見たらそういう風にも見えるけど、今回は現在のクリーチャーデザインを参照するよ)。
これによりその頭部はほぼアルカディアスと同様の形状になっています。またカラーリングに関しても紺の部分が通常のアルファディオスより多く、これもアルカディアスの名残を連想させます。
もちろん「hippo先生のそういうアレンジです」と言われたらそれでおしまいやけど。


他方、王と后に関してはきわめて原典に近い姿です。マフラーも極めて長く、忠実に再現されています。
クリーチャー世界で経過した年数、そして終末魔導大戦による事実上の文明のリセットを考慮すれば、アルファディオスという聖霊王の姿もあやふやになってしかるべき、という話です。
そうやって一度あやふやになったものが改めて「アルカディアス」と同一視され信仰の対象となったと考えると、どうか。なんかそれっぽい。特に後の白騎士は聖霊王を組織の中枢に置いているため、アルカディアスのみならず「聖霊王全体」の権威を示す必要があったでしょうし。
ねむいのでお話しはここまで。
また気が向いたら嘘をつきます。








































