れ も ん 汁 の出涸らし

ドバドバドバーット山積みの言葉という名のクソ

【デュエパ】エキサイティングしよう!〜デュエパデッキ改造の話②〜



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 辺りは薄暗かった。

 しかしネオンサインのようにじんわりと淡く、藤紫色に光るものが遠くに見える。幾何学模様の長方形で……「門」であるかのように、あなたには見えた。

 門の中央には巨大な鍵穴があり、そこには青いウォード錠に似た鍵が挿し込まれている。

 がちゃり。

 音を立て鍵が回る。その扉は施錠されてしまったようだ。

 ──どうしてこんなところにいるのだろう。

 疑問を抱きながらも、あなたは不可思議な光景に恐れ、また同時に興味を抱く。禍々しい生物のイラストを見た時に、目を背けるよりも観察してしまいたくなるあの感覚に近かった。

「やあ」

 誰かの声がして、あなたは周囲を見渡す。

 ……どこにも人影はない。まるであなたを囲むようにして、無数の門と、それから鍵が並んでいるだけだ。

「こっちだよ」

 右方で声がした。そちらへ顔を向ける──がやはり誰もいない。

 そのまま正面へ顔を戻し………何の気なしに左へと目をやって、『それ』と目があった。

「はじめまして」

 無機質な顔。あるいは面。

 無機質な体。あるいはスーツ。

 おおよそヒト型のそれは、生物的な柔軟さでしゃがみ込み、あなたの顔を覗き込んでいる。

 非常に大きい……ように見えたものの、実際にはアストロノーツのような、神官のような、よくわからない派手な装飾の衣装のせいでそう見えるだけで、実体は些か「子供っぽい」ように見えた。

「キミ、いきなり現れたから。驚いた」

 無機の顔でカラカラと「笑う」と、それはあなたに手を差し出す。

 

はじめまして。ボクの名前はペンダット。今日から君だけのパートナーだ。よろしく

 

 

 

ネゴシエートの偽衒学者】

 

序章

 

 

 あなたは拒否権なく彼──もしかすると「彼女」かもしれないが──の手を握らされたと思うだろう。しかしそれは認識の齟齬。あなたはあなたの意思でペンダットの手を取った。

 陳列されていた彼を購入したのはあなたの意思なのだから。

 

「ボクが何者かはいつか分かる。それより大切なのは、その手の中の。ほら」

 

 彼の手を握っていたはずのあなたの手には、見覚えのある紙の束が代わりに握られていた。

 青い背景に光の玉。龍を背にする赤い英字のロゴ。それはあなたがかつて遊んでいた──あるいは今もそうしている──「デュエル・マスターズ」というカードゲームの、カードの束だ。

 あなたが最初に握っていたのはペンダットの手ではなく、このカードの束だったということになる。尤もその行為は「彼の手を取る」ことと同義なのだが。

 眼の前の超常など忘れ、あなたはいつもそうするように、そうしていたように、手元のカードに目を通しはじめる。見慣れたかつての戦友もいれば、見たこともないようなものもある。めくるたびになるカサカサという紙の擦れる音と手の中の感触。微かに残っているあなたの少年の心は、既にその紙の束に惹かれはじめていた。

 ………これは?

 あなたはペンダットに問う。あなたにとっても、既にペンダットが何者かなどどうでも良いことだった。

「デッキだよ」

 手の中の束の分厚さに、あなたは訝しむ。

 あなたの知っているデュエル・マスターズは、プレイヤーたちが選りすぐりの知識の束で戦うカードゲームだ。デッキ枚数は40枚。ルールでそう決められている。世界の法則に等しい、当たりた前のこと。

 それに、デッキであるとすれば中身の枚数配分も奇妙だ。精鋭を選びぬく以上、強力なカードは複数枚デッキに入れ、引き込める確率を上げるのが定石。先程目を通したこの「デッキ」は、全てのカードが1枚ずつしか入っていない。

 このデッキは法則もセオリーも無視している。唯一の統一感はカードたちの色、つまりは文明のみ。光の黄色、水の青色、闇の黒色。真っ白な無色のものも混ざっているが、基本的にその3色で構築されている。

「『パーティー用』のデッキなんだ」

 あなたの心を読んだかのように、ペンダットは言う。

「かつてとある誰かがつくった、みんなが楽しむための世界があった。クリーチャーたちの世界でもないし、キミたちの暮らす世界でもない。ただ純粋に『遊ぶこと』を目的とする第3の世界だ。しかしどうしてか、最近になってその世界とクリーチャー世界がかなり接近しはじめている」

 ──何を言っているのか分からない、というあなたの顔を見て、ペンダットは肩を竦める。

「まあいいさ。ともかくキミの手にあるデッキはね、その第3の世界で開かれるパーティー用のものなんだ。つまり、おもちゃさ。遊ぶための」

 それとなく手元でカードの枚数を数える。デッキの枚数は59枚ちょうどだった。

「あー、どこまでロックしたんだったかなぁ」

 何の話か、あなたがそう尋ねる前に、ふたりの前に眩い黄色の光を放つ円形の門が現れた。門の先に何があるのか、あまりの輝きに目視することはできない。

「さ、行こう。今日のテーマは、戦いによる相互理解なんだってさ」

 あなたはペンダットに腕を掴まれ、導かれるままに門をくぐり抜けた───。

 

 

 

 

 

 

 

第1章 サファイア・ペンダット


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 箱を開けると最初に目が合う。

 あなたのことをじっと見ている。

 「見えているよ」とでも言いたげに。

 

 コレがあなたのパートナー《サファイア・ペンダット》。超獣世界で『嘘』を司る、一般のクリーチャーたちと一線を画す、いわば上位存在の1体だ。

 ………ペンダットを見たときの他プレイヤーの反応を見ればすぐに分かるが、彼はあまり好まれる性格の持ち主ではない。はっきり言って敵を作るタイプの厄介な存在だ。

■ブロッカー

■スレイヤー

■W・ブレイカ

■相手がこのクリーチャーを選んだ時、相手は自身の手札を1枚捨てる。

 性格の悪さがそのままテキストになっている。「できれば触れたくないし、選びたくもない」。それがサファイア・ペンダット。

■各ターン、クリーチャーがはじめて自分以外のプレイヤーを攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をシールド化してもよい。その後、攻撃クリーチャーの持ち主はカードを1枚引いてもよい。

 ネゴシエートの偽衒学者……そう豪語するだけあり、交渉の手腕は凄まじい。一見してノンゼロサムな提案を持ちかけているようにも見えるものの、その実は本人が最も得をするよう事を運ぶ。

 誰かを悪者にしてしまうのは彼のよく取る手法だ。「あのパートナーが出るとみんな負けてしまうぞ、3人で協力してヤツを倒そう!」だとか。

 そうやって少しずつ自分と、自分の協力者に利益が発生していく。シールドと手札として、あなたや他のプレイヤーも可視化できる形で。

 だが。

■自分のシールドゾーンにある呪文すべてに「S・トリガー」を与える。

 ……ペンダットは「奇跡」を必然にできる、らしい。本人が言うので間違いないのだろうが、彼は嘘を司るので、それが真実であるのかは疑問符がつく。ともかく、彼の力で増えたシールドはそのまま彼の力で強力な逆転の種となる。その種を恐れて他プレイヤーの攻撃の手は他へ向いてしまい、他へ向けばまたシールドが増え──その繰り返し。

 即ち彼をパートナーとする強みは『防御力』。彼自身があなたを攻撃から守ってくれるのみならず、盾を生み出し、呪文による反撃すら可能にする。

 弱みは『性格の悪さ』。対戦相手から見れば生かしておく意味などまずなく、あなたが準備を整えるより早い段階で攻撃の的とされる可能性は十二分にある。この弱みを補うのは……「あなた」自身の交渉術、そしてデッキの構築力ということになる。

 

 

 

第2章 明確な勝ち筋

 ペンダットの防御力はあなたも知るところとなった。ではどうやって勝つのか。

 龍幻郷のドラゴンたちのように、運次第で次々と攻撃手段を用意できるわけではないし。騎士団のように、スロースターターながらも巨大なクリーチャーを連打できるわけでもなく。アカシックたちのように序盤から着々と攻め手を用意できるわけでもない。

 ただ順当に手札を増やし、シールドを増やし、相手クリーチャーを除去して時間を稼ぐ。ある意味では堅実。そしてその勝ち方すら。


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 ──性格が悪い。

 攻撃することのリスクを最も知っているペンダットは確実に、着実に、防御を固め生き残り、他プレイヤーを「山札切れ」で退場させる。

 攻めすら不要なのだ。

 

 つまり『ネゴシエートの偽衒学者』というデッキは、それだけで既に“完成”している。ペンダットというパートナーと、それに即したテッキコンセプト、それに見合うカードの採用。お手本のような構築だ。特に思うところが無いならば、デッキに手を加える必要はない。

 あなたが手に取ったこのデッキは、見た目以上に凄まじいポテンシャルを持っている。

 

 

 

第3章 足りないものはないけれど

 それでも敢えて、というならば。

 私からいくつか紹介という形で新たに加えるカードを提案しよう。

 

①蓄明呪文「マブシコワ・チャージャー」

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 他プレイヤーの山札を減らしながら、3→5とペンダットの着地を早めるカード。デッキのコンセプトすべてに合致しているため、持っていれば入れてみるのをオススメする。

 

②♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今

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 《エナジー・ライト》同等のドロー呪文として機能しながら、自分も含めたプレイヤーの墓地リセットが可能となる。選択肢として。

 

➂「合体」の頂 アクア・TITAAANS / 「必殺!ジェット・カスケード・アタック!!」

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 最大で4枚ドローできる呪文。《エナジー・Reライト》と入れ替えることを強く推奨する。

 

インパクト・アブソーバー

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 全てのクリーチャーがシールドを1枚しかブレイクできなくなるエレメント。除去されにくく無理やり長期戦に持ち込めるため、このデッキと極めて相性が良い。10年近く再録されておらず手に入れ難い。

 

⑤ホワイト・スワン

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 各プレイヤーにシールドの追加を強要するクリーチャー。もっと早期に山札切れでの決着を望むなら、採用しても良いだろう。

 

 

 

終章

 あなたがペンダット──というより『ネゴシエートの偽衒学者』という商品を手に取った理由は、もしかすると「強いカードがたくさん入っていたから」かもしれない。

 実際、2024年3月から環境に顔を出し始めた、いわゆる【逆アポロ】というデッキは、「守りを固め相手の山札切れを狙う」というデッキコンセプトがこの構築済みデッキと同一であり、採用されているカードもかなり重複している。

 そうでなくとも優秀なカードが複数再録されたことで、単純にパーツ取りとして利用する人も多いだろう。

 

 ……だがここで改めて述べさせてもらうが、この『ネゴシエートの偽衒学者』という商品もといデッキは、手を加える必要はないほどデュエパーティーのデッキとして高い完成度を誇っている。

 デュエパーティーをはじめるにあたって、これほどまでに手に取りやすいデッキはない。

 

 今一度、デュエル・マスターズの新しい遊び方に興じていただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、また。

 

 

 

【デュエパ】ヴァリ


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金トレジャーのヴァリヴァリウスが好きすぎてW戦で勝ち確盤面なのに『お前の負けだ!!』って言われたベルベルみたいな顔になってる。

 

 

早速この激カワ美少女をパートナーとするデッキレシピを見てくれ。


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デュエルマスターズ ダウナーギャルをパートナーにするためのデッキ デッキレシピ詳細 | ガチまとめ

画質が悪いため、上記リンクでの確認を推奨する。

デッキレベルは3。『最大値で4ターン目にふたり退場させる』デッキなので

今回は構築分野のアウトプットを目的としないため、かなり簡単にデッキの動きに触れながら、それに伴う一部カードの採用理由だけ述べていく。

 

 

①パートナーから考えるデッキの動き

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まずテキストを音読してみよう。

◼自分のクリーチャーがなければ、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。

◼スピードアタッカー

◼W・ブレイカ
◼マジボンバー 7(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見る。その後、コスト7以下のクリーチャーを1体、自分の手札または山札の上から出してもよい)

◼このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の山札の上から1枚目をシールド化してもよい。

つまり───

1. 左上に書いてある数字は➇ではなく⑤。

2. ダブルブレイカー(4回攻撃すれば1人退場させられる)。

3. 攻撃のたびにコスト7以下を踏み倒し、シールドを増やす。この能力を出たターンから使える。

 

ほかにも強いところはたくさんあるが今は無視でいい。

上記3点で察しが良い方は気づくのだが、コイツが攻撃するだけでゲームが終わる、と書いてある。

 

何故か。デュエル・マスターズには「クリーチャーをアンタップする能力」を持つクリーチャーが存在するからだ。

《ヴァリヴァリウス》の3.の能力でそれらを踏み倒すことで擬似的な無限攻撃が可能となる。IQ15の知性でも理解できる単純明快な“†答え†”に諸兄らも《ビックリーノ》の如く目を飛び出させて驚いていることだろう。

ちなみに、《ヴァリ》をパートナーにした場合採用できる「出た時に《ヴァリ》をアンタップできる能力を持つクリーチャー」の最大枚数は(おれの知識が正しいなら)


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14枚

もある。

アタックトリガーでアンタップさせるカードなども含めれば、おおよそデッキの1/3が《ヴァリ》をアンタップするためのカードとなり得る。それらを(手札+デッキトップ1枚)の中に3枚引き込めた瞬間、トリガーなどを考慮しなければ一人の退場が確定する。

『勝つためのパートナー』として適性が高い。

 

 

◼なぜダイナボルトじゃないのか


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  • 《爆龍皇 ダイナボルト》というか他のマジホンバー持ちクリーチャーや、《鬼羅.Star》なんかをパートナーにした場合も同じ戦法をとれる。じゃあなんで《ヴァリ》なのか?というのも勿論理由がある。
  • まずかわいい。それ以上の理由は不要。
  • 一応ゲーム的な部分も見ると、『最も早いターンに』『最もアンタップ能力持ちクリーチャーが多い文明を持ち』『最も上限コストの大きい踏み倒しができる(≒その他の踏み倒し能力を持つクリーチャーも自身の踏み倒し能力で踏み倒せる)』クリーチャーが《ヴァリ》なので、差別化自体はできているんスよ……。

先述のアンタップ能力持ちの14枚はすべて、《爆龍皇 ダイナボルト》《DOOOPPLER・マクーレ》《U・S・A・CAPTEEEN》の3枚からもマジボンバーで踏み倒せるが、《ヴァリ》はこれら3枚を最も低いコストで踏み倒せる。マジボンバーを連鎖させやすい始点なのだ。

つまり一番確変に入りやすい台がヴァリヴァリウスってコト。

デッキを見ることのできる枚数は《ダイナボルト》の方が多いのだが、《ヴァリ》はシールド追加能力により2度目の攻撃以降は実質山札の上を2枚見れるため、大した差ではない。断言こそできないがおれはヴァリヴァリウスのほうが強いと思ってる。

 

ということで『連鎖的展開によるビートダウン』……まさしくチームボンバーらしい戦い方がこのデッキの特色となる。

 

ビートダウンである以上攻撃に移るターンは早ければ早いほど良い。

特に高レベルのデッキ同士の対戦、不特定多数の人間が集まるイベントなどでは、5色系統のビッグマナが母数としては増えやすく、尚且つロングゲームになりがちなデュエパでは勝ちやすいデッキタイプでもある。

それらのデッキを用いる他プレイヤーが反撃できるほど準備を整えてしまう前に、一気に殴り抜けるのがベターだろう。要はヴァリヴァリウスを早く出したいって話。

 

つまりデッキに必要なカードは

  1. 3ターン目までに使用可能マナを“最低1増やす効果を持ったクリーチャー以外の”カード または 《ヴァリ》のコストを“軽減できるクリーチャー以外の”カード(場に残るクリーチャーは《ヴァリ》自身のコスト軽減効果を阻害するため)
  2. 《ヴァリ》で出すことのできる、《ヴァリ》をアンタップできるクリーチャー
  3. 登場時または攻撃時に2.を踏み倒せるクリーチャー

の3種類でデッキは完成する。

更に欲を言うと、デッキのカードは可能な限り《ヴァリ》で出せるコスト7以下のクリーチャーのみにしたい。

 

そしてここまでは、パートナーゾーンを見た他プレイヤーも考えつく(デッキ内容として想定できる)。

 

 

②さらに必要となるカード

退場させられたくないプレイヤーは“《ヴァリ》の着地”や“《ヴァリ》による踏み倒し”を絶対に阻害したいため、《とこしえの超人》や《清浄のカルマ インカ》などのメタクリーチャーを立ててくる。

念の為補足するが、それらのカードは当然他プレイヤーのヘイトも買いやすい。結果的には他のプレイヤー全員の動きを阻害することになるので、実は放置しても周りが消してくれたりする。

とはいえこちらもメタクリーチャーを除去したいことに変わりはなく、必然、デッキスロットの一部はそれらのカードで埋まることとなる。


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▲タマシードなので《ヴァリ》の軽減を阻害しない

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▲自壊するので軽減を阻害しない

 

加えて、前述の通りこのデッキは“相手に反撃される前に殴り切る”デッキで、裏を返すと“殴り切れないまま反撃されると手も足も出ない”デッキでもある。

《ヴァリ》のシールド追加能力という心ばかりの防御要素はあるものの、やはり欲しい………圧倒的………『力』……ッ!!


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▲チカラ

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▲アバレ

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▲アド

即ち現代デュエマにおける超強力なロックカードや耐性付与カードを投入することで相手の防御札を無効化、攻撃性能に極振りすることで実質的な生存能力を上げようというアホな話。

 

以上を踏まえると、デッキ内のカードの役割は下記のいずれか6つのどれかに当てはまる。

  1. 3ターン目までに使用可能マナを“最低1増やす効果を持ったクリーチャー以外の”カード または 《ヴァリ》のコストを“軽減できるクリーチャー以外の”カード
  2. 《ヴァリ》で出すことのできる、《ヴァリ》をアンタップできるクリーチャー
  3. 登場時または攻撃時に2.を踏み倒せるクリーチャー
  4. メタクリーチャーを除去するカード
  5. 相手の呪文を封じたり、クリーチャーの展開を阻害するクリーチャー
  6. 自分のクリーチャーに除去耐性を付与するクリーチャー

 

➂もう構築で語ることがない

 3コストのチャージャーから最速4ターン目の《ヴァリ》着地を狙い、そこから他プレイヤーを殴り倒すデッキになった。何も難しいところのない、奇をてらわない真っ直ぐなデッキ。まるで純愛だ。

 あとはもう極力上家取れるようお祈りするしかねぇわ。

 

 強いてオリジナリティを挙げるなら《カタビラ》か。除去の乏しいこのデッキにおいて「すべてのバトルに勝つ」というテキストは非常に心強いぞ。

 

 

④なんで不採用なの?のコーナー

構築段階で採用予定だったカードを紹介し、不採用理由を語ることにする。


①聖スマン

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▲《ヴァリ》から出して強いカードなのだが、せっかくのニンジャチェンジのテキストが腐り気味のため不採用。どうせならテキストは上から下まで無駄にしたくない。

 

②パロッタ・剣・ルピア

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▲メタ除去とアンタップ能力を兼ねることができるハイスペック鳥だが、アンタップのタイミングが「バトルに勝った時」、バトル能力は「攻撃する時」で、最速で更地に着地した《ヴァリ》から捲ってもハズレ枠となる。ヴァリ着地前に場に出すこともできないため不採用通知を送りつけた。

 

➂逆プリン

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▲なんで不採用にしたのかおれにも分からん、教えてくれ。今さっき書いてる途中で《エモーショナル・ハードコア》抜いて入れ直した。

 

スカラベ

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▲もっと裏向きマナをたくさん生み出せるんなら確定枠にすらなる。さすがに現状弱すぎるため入れる余裕はない。

 

⑤トバル
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相手のクリーチャー同士でバトルさせられる。除去として優秀だが、それだけなので不採用。見た目に反しドラゴンではないため、《VAN》や《ソレムニス》が居ても出せる。

 

⑥ルベル・ゴルギーニ

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最大の魅力はそのパワー。アルファディオスすら叩き潰す圧巻の数値。またクリーチャー/タマシードとして《ヴァリ》の軽減を阻害せず、ターン終わりのアンタップする効果も強力。おまけ程度の除去効果もある。確定枠にはならないが、入れない理由は薄い。

今回不採用にしたのは「殴り返される前に殴り抜ける」ことを重視したため。本来このカードを採用していた枠に条件付きで《ヴァリ》や《マクーレ》、《ヴォルケノン》をアンタップできる《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》を入れた。

 

⑦熱血龍 バトクロス・ハンマーf:id:otakulemon:20240408200429j:image

自分より速いデッキに対してトリガーとして有効に働き、《ヴァリ》から踏み倒せる。即時打点として機能するのも偉い。偉いのだが、今回は「ボルシャック」名称を持ち、場に残らず《ヴァリ》の軽減を阻害しない《ボルシャック・ローレン・ドラゴン》を優先した。枠があれば十二分に採用圏内となる。

 

➇革命の絆

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0トリガー使う前に殴り勝つつもりだし、《ヴァリ》から出してもあんまりバリューが高くない。今後のご活躍をお祈りしております。

 

⑨各種低コストメタクリーチャー

 
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このあたりの採用は個人の趣向レベルの話なので軽く流すが、どうせヴァリで出すならもっとゴツいメタクリ出したいとおれは思っているので不採用。

 

 

 

 

終わり終わり。

散れッッッ

【デュエパ】女騎士をパートナーにするためのデッキの真面目な解説【デッキ解説】


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天に光、地に闇、魔光に仕える神のしもべ。

 

ネロ・グリフィスが、憧れのアルカディアスに限りなく近づいた姿。それがルドルフ・アルカディア

登場時に墓地を肥やし、その後墓地からのコスト8以下の進化クリーチャーを自身を依代として復活させる、神官の名に相応しい能力を持つ。

憧れのアルカディアスへと姿を変えることももちろん可能。

 

ん………?

ナイト……ネロ・グリフィス…………🤔

つまりこいつも女騎士だということですねッ、ブチャラティ

⬇前回のあらすじ
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https://otakulemon.hatenablog.com/entry/2024/01/19/202829

今日は憧れのアルカディアス以外の進化クリーチャーにかわるがわる上に乗られて辱めを受ける神官、ルドルフ・アルカディアを「パートナー(意味深)」するデッキの解説。

 

デュエパーティーのデッキ紹介 | デュエル・マスターズ

公式でもオススメデッキとして一番上に出てくるくらいパートナーには向いてる、というかそういうカードとして意識して作られた感はある。

アドバンスのデイガマゲが異端児なのは見りゃわかるもんな……。

 

おれはそもそもネロ・グリフィスが好きなので、勿論ルドルフもめちゃくちゃお気に入り。以前も本ブログにて彼女をパートナーにした構築を紹介している。

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【デュエパ】ダークサイドヒーローたちとはじめるデュエパ - れ も ん 汁 の出涸らし

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ファンフェスのローダーに入れて眺めるだけでニチャれる練度の高いオタクなのだ。

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ちな豆知識なんですがネロ・グリフィスは

Ⅱ世がいるので非処女です。

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そんなルドルフ・アルカディアのデュエパデッキは「『エキサイティング・デュエパ・デッキ』買ったけど………なんか「味」が違うデッキがもう1個欲しいな……という人」にオススメ。

このデッキ、もう本当に「味」しかせん。デッキレベルは2〜2.7くらい(ただし、各種アルカディアスを筆頭に相手の行動を縛るカードは多め)。

 

さっそくデッキレシピを確認していくぞ。

 

 

◎デッキレシピ
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デュエルマスターズ 女騎士をパートナーにするためのデッキ デッキレシピ詳細 | ガチまとめ

この記事1月から書いてるんだが、途中で構築が3回変わった(つまり3回書き直した)。世に出すのが明らかにデュエパの旬が過ぎたころになったのが悔やまれる。

 

それはそれとして、なぜこんな構築になったのか。そこを順を追って説明していく。

 

 

◎パートナーから考えるデッキの動き

まず《ルドルフ》のテキストを確認。

◼このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を墓地に置いてもよい。その後、このクリーチャーから進化できるコスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からこのクリーチャーの上に置いてもよい。

メインとなる↑の能力は単体で完結しており、事前に墓地を肥やす等の準備もあまり重要でない。

3ターン目のマナブーストや《一撃奪取》シリーズの軽減によって、なるべく早いターンでの《ルドルフ》着地を狙いたい。しかも墓地肥やしも進化する能力もどちらも任意。つよ。

問題は進化クリーチャーが都合よく墓地に落ちるか。

幸い、デュエパーティーパートナーさえいれば必ず進化元を用意できるため、進化元専用のクリーチャーやタマシードを余分にメインデッキに採用する必要がない(もちろん進化クリーチャーを腐らせないために入れられるだけ入れるべきではあるが)。

出たら自動で進化するこのカードなら尚のことで、彼女の「出た時能力」を活かすべく、進化できるカードは意識的に枚数を増やすことになるだろう。

 

つまり構築に必要なのは………

  1. 3ターン目までに使用可能マナを最低1増やすカード または 3ターン目までに《ルドルフ・アルカディア》の召喚コストを1以上軽減できるカード
  2. 《ルドルフ・アルカディア》から進化できるカード

 

極論だがこの2種類だけでデッキとして完成する。極論だが。

1.の場合は前者と後者どちらを優先して採用するか──というのはかなり個人の好みによる。

おれの場合、安定性やデッキの選択肢を広げるために「クリーチャーのマナブースト」であるツインパクトのチャージャーを最優先。次点で現ナマのマナ、「現マナ」を増やせるチャージャーや後手に回る前提かつ不確実な《グローリー・スノー》のような便乗ブーストカード、最後に場に残るかどうかわかんない不安定な《一撃奪取》系のカード、かな……。

 

ここまでで目標が定まった。

「最速でルドルフを出し、墓地に進化できるやつが落ちるのをお祈りする」。これだ。

つまりルドルフ・パ チンコだ!

4ターン目にスピードアタッカーが出る光闇デッキ。もう面白そう。実際面白い。

ビートダウンしつつアルカディアスでロックもする。そんなイメージ。なんとなくもにょもにょとしたデッキの設計図が見えてきたぞ。

 

 

◎基礎工事

建物を立てるときは基礎から。ではデッキは?

 

おれは所謂「初動」がそれだと思う。ゲームプレイにおいても、初動カードのプレイがゲームメイクにおける基礎工事でもあるためだ。

なのでまず『3ターン目までに使用可能マナを最低1増やすカード または 3ターン目までにルドルフ・アルカディアの召喚コストを1以上軽減できるカード』を決めていくことにした。

種類別の採用優先度は既に述べたし、カードごとの優先度もエキサイティング・デュエパ・デッキ発売前のブログ↓で示している。

【デュエパ】汎用カードリスト サンプルデッキリスト付 - れ も ん 汁 の出涸らし

今回はそれらに則ったうえで、当時未登場だった新規カードたちも交えた13枚をデッキの「基礎」とすることにした。


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特段13という数字に意味はない。入れたいカードを入れたり抜いたりしていたらこの枚数になった。

「3ターン目までに1ブースト」が条件なので、10枚あれば8割ほどの確率でドローにより引き込める期待値がある。なので普通にデッキを組む時はそこを目印にすれば良い。

逆に言えば、今回の13枚というのは比較的安定性を重視した基礎づくりであるとも言える。もちろん、もっとマナを増やしたいと思えばチャージャーや便乗ブーストカードを増やしたって構わない。

 

  • 《禁術のカルマ カレイル/フォビッド・水晶チャージャー》
  • 《ボーンおどり・チャージャー》
  • 《スラッシュ・チャージャー》
  • 《マブシコワ・チャージャー》
  • 《終断γ ドルブロ/ボーンおどり》
  • モノクル=ドクトール/「すべてを見通す眼だ」》

上記6枚のカードは、ルドルフ着地前に進化クリーチャーを墓地を落とせる可能性があるチャージャーだ。「マナカーブを繋ぎながらパートナーの能力をサポートするカード」である。非常に噛み合いが良いことを加味し、今回は必須枠としての採用となる。

あとは本当に優先度順にぶち込んだだけ。雑。

 

注目カードは3枚。
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1枚目、『邪神と水晶の華』で登場した《コットン/ジャッジ・水晶》はとにかくクリーチャー面が強く、単なる初動カードとして終わらないスペックの高さが魅力。しかもかわいい、ヤッタネ。

「つよいクリーチャー入れたら、なぜかチャージャーもついでに入ってた」という事象がデュエパのデッキとしてはありがたい。 


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2枚目、《ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》。こちらもコットン同様「つよいクリーチャー入れたら以下略」なのだが、場を離れないという強力無比なテキストと進化元としても機能する種族との組み合わせが、このデッキでは一際輝く。


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3枚目は『ネゴシエートの偽衒学者』で登場の《ロストメモリ》。墓地からノーコストで湧くブロッカーというだけでもキスしてあげたいくらいの優秀さなのだが、なんと出た時の能力で便乗ブーストができる。

そしてこれは伏線なのだが───種族にナイトを持っている。

 

 

 

◎誰がルドルフの上に乗るか

光闇という色の進化クリーチャーたち、やたら全体除去が多い。全破壊するね♡とか、全部盾送るね♡とか。小学生のオリカみたいなテキストが持ち味であることには違いはなく、そこを活かさない訳にはいかない。つまるところ………自分の盤面も更地になる可能性を考慮する必要があるわけだ。

だからこそ《ペルフェクト》が輝くんだぜ。

 

先にも述べた通り、強みの一つに4ターン目にSAが出る、というのがある。上記の更地になるリスクも踏まえると、単体での打点が高い……つまりシールドをたくさんブレイクできる進化クリーチャーを優先して採用していくのが合理的だろう。

 

ネックとなるのが進化クリーチャーの採用枚数。多すぎると手札事故に繋がるのは明白なので、今回は律儀に確率論に則る。

デッキの1/3が進化クリーチャーとした場合、ルドルフの登場時能力で少なくとも1枚は進化クリーチャーが墓地に落ちる確率はおよそ8割。及第点は出して良いレベルだ。

というわけで今回は下の20枚の進化クリーチャーを選択した。



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オ゛ッ゛ッ゛♡♡♡

 

ツベコベ言ってるけど♡♡フツーにおれの好みで選んじゃたの♡♡♡お前も好きなカードで好きなように暴れろ♡♡♡♡

 

♪いつまでも

   あると思うな

       デッキ枠

 

  マ ジ ッ ク ・ ソ ン グ

 

60枚しかねぇんだよ「癖」を表現する枠は。

ハイクと同じだ。限られた字数でいかにプレイヤーの「癖」を出せるか。

見ろよおれの「癖」を。美しいだろ。

 

 

一応「採用候補だったけど不採用になった進化クリーチャー」を紹介しておく。

 

①《デス・ザ・チョイス》と《ミラクル・ミラダンテ》

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どちらも文明のみを指定する緩い進化条件で、なおかつT・ブレイカーを持ち、場に出た時の能力も悪くない。デッキのコンセプトにもマッチする。

ただデッキの基礎を完成させた段階でこれらのカードの「革命0トリガー」という素敵なテキストが完全に腐ることが目に見えており、それが非常に美しくなかったため、不採用に。どうせ使うなら頭から爪先まで、無駄な効果テキストが一切ないようにしたいというのがおれのデッキビルダーとしての性(サガ)なのだ。

 

②《悪魔神バロムスポーン》

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同コストの《バロム・エンペラー》と比較すると進化条件も緩く、破壊対象もカード指定となり広範囲。一方で進化元にコマンドを要求するうえ、W・ブレイカーなのがコスト不相応に感じられた。加えて、確定した20枚で既に全体除去は十分な枚数採用できているとも判断。コストや破壊の範囲は劣るがより進化条件が緩く、条件付きで大量の墓地蘇生もできる《革命魔王 キラー・ザ・キル》に枠を譲る形で不採用となった。

 

➂《デビット・ガーター》

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「いや誰だよw」と思う方がほとんどでは。そしてテキストを読んで「つよ……」となるまでがテンプレ。

マナの枚数次第では墓地から非進化を文明問わず蘇生させる能力は非常に面白い。NEOクリーチャーの《グスタフ・アルブサール》と《XENIA》を連鎖的に蘇生させ攻める動きに組み込むこともできる。

ただ思い出して欲しいのが、このデッキの目標は「最速でルドルフを出し、墓地に進化できるやつが落ちるのをお祈りする」なのだ。最速でこいつを出しても蘇生できるのは5コスト以下で、そもそもその蘇生先が落ちるかどうかもランダムなことを考えると、無理に枠を裂いて入れる必要もないかな……ということでなんか気づいたら抜けてた。

 

④《グーゴル〈XENOМ.Stsr〉》

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キモいため不採用に。

ごめんな。

 

⑤《死神明王ガブリエル・XENOM》

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高齢者pt2億くらいあるカード。ルドルフから進化でき、攻撃しつつ墓地と手札双方のリソース確保ができるため見かけよりは強く、直近までは本当にデッキに入ってた。結局は2打点しかないところがひっかかり、《ビジャモンス〈ハンニバル.Star〉》と入れ替わりで不採用となった。

 

聖霊アルカディア

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ルドルフ・アルカディアというクリーチャー個人のことを考えると採用してあげたいカード。パワーも高くバトルに強いため不採用にする理由もないが、ルドルフを使う前提なら実質上位互換の《アルカフェウス》、そして完全上位互換の《白騎士の聖霊アルカディアス/完全決闘》が存在する。また、このデッキの「高打点で殴る」性質上、進化条件が緩く同コスト同打点の《闇鎧亜 クイーン・アルカディアス》の方が利便性で勝る場面が多かった。

 

 

既にお気づきかと思うが、

  1. 3ターン目までに使用可能マナを最低1増やすカード または 3ターン目までにルドルフ・アルカディアの召喚コストを1以上軽減できるカード
  2. ルドルフ・アルカディアから進化できるカード

これらでもうデッキの半分が埋まった。そりゃ極論全部それで良いとは言ったがそれじゃ味気ないよな。

というわけで今から調味料を入れる。

 

 

◎サブプランの提案

進化でゴリ押すだけだと単調なデッキになりがちで面白さに欠く。

そこで今回ルドルフと進化に頼らず、なおかつ光闇らしい動き……つまるところデッキのサブプランとして、ふたつのギミックを搭載することにした。

アレだ、忍者と騎士道、通称忍騎士。それを組み込むことにした。

 

a.メカ

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まず《アーテル》と《k0br4》、この2枚のカードがハイパワーすぎるため採用するところからスタート。そこから連想ゲームでメカ・クリーチャーが増えていった。

先ほど《ガブリエル・XENOМ》が構築中に抜けた話をしたが、《アーテル》も《k0br4》もなぜか進化クリーチャーを蘇生できるため、その兼ね合いで3コストT・ブレイカーの《ハンニバル.Star》に軍配が上がったのだった。

《カオスマントラ》や《ボジソワカ》、《セラフ・テンペストℵ》などはそんなハイパワーな2枚を使い回すための採用となっている。

『竜皇神爆輝』で登場した《ドラン・ゴル・ゲルス》《シェケダン・ドメ・ゲルス》はこんな見た目をしていながらエンジェル・コマンドでもあり、《カオスマントラ》と《ボジソワカ》のチェンジ元、各種聖霊王の進化元としても機能しつつ《ギャラクシー・チャージャー》で回収もできる。

どのカードも複数の役割を持てておりかなり好感触。しかもこれらの採用で若干ながらデッキの防御力も向上した(気がする)。

 

 

b.ナイト


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そもそもがメカを探す中で「グレート・“メカ”オー」の《デ・バウラ伯》を見つけたのがきっかけ。

最初期のデッキレシピでもナイトのギミックは採用こそしていたが、とある邪眼のおっさんのせいでおれは最近ナイトにお熱なため、改めて《ネロ・グリフィス》もろともデッキに入れてみることにした。

とはいえ、初動を兼ねていた《ロストメモリ》も含め最低限の枚数しか採用できていない。デッキビルドは常に枚数という限界と付き合わなければならないのだ!


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▲ニンジャのナイトとか

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▲新規のドロソとか

入れたいカードは沢山あるんだがな……。

今回の主役はあくまで《ルドルフ》なので、あんまり主張が強すぎるのもよろしくない。

何より《ルドルフ》もナイトだし。枚数にこだわる必要もなさそう。

 

だがこの時点で46枚もデッキが埋まったぞ………。

 

 

◎進化クリーチャー多すぎね?

いや今更だけど進化クリーチャー多すぎね?めっちゃ事故るわ。

進化元なんて入れなくて良いとは言ったがそれは極論だと言ったもんね。限度がある。デッキを円滑に運用するべく、今回はタマシードを数枚トッピング。


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各種聖霊王の進化元となり《ギャラクシー・チャージャー》からも回収できるエンジェル・コマンドが最優先。最も優秀なのは《アウゼスの天黒筺》で、なんとこのデッキに採用した全ての進化クリーチャーの進化条件を満たせる。入れない理由がないと言っても過言ではない。

《ミラダンテの天宝》と《ヴィオラの黒像》は気持ち程度の防御札。

 

 

◎S・トリガー5億枚入れたい

単純なデッキとしての防御力というか、シールドの強度というか。そこを厚くするためにS・トリガーを5億枚入れたいが、残念ながらデュエル・マスターズには5億種類もトリガーはないし、デッキも枚数の上限がある。

ちなみに初動、進化先、メカ、ナイト、そしてタマシードで50枚もの枠が埋まった。あと9枚しかデッキにカードを入れることはできない。

優先すべきは

  • 《アーテル》や《ボジソワカ》で蘇生可能な4コスト以下のクリーチャー
  • 《ネロ・グリフィスⅡ世》の能力で唱えられるS・トリガー持ち呪文
  • 進化クリーチャーの進化元になれるクリーチャーやタマシード

といったところか。


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要件を満たすカードが既に7枚も採用されているため、ここでは新たに6枚のカードを選ぶに留まった。《ヘブンズ・ゲート》は出せるクリーチャーが少なく若干怪しい枠にはなるが、今回は2体の《ネロ・グリフィス》の踏み倒し手段としてやむなく採用した。

《秩序の意志》はS・バックだし、《卍・獄・殺》は条件を満たさなければトリガーとして機能しないものの、前者は《DARK MATERIAL COMPLEX》や《VAN・ベートーベン》のようなカードをたった4マナで除去でき、後者は全プレイヤーの墓地を参照しトリガーになりやすいだけでなく、クリーチャー面を《グスタフ・アルブサール》や《XENIA》、《キラー・ザ・キル》からロッククリーチャーとして蘇生できる。ハイレベルな戦いに着いていくための採用なので、周囲とデッキレベルのすり合わせをする場合は抜いて構わない。

 

この他にも、デュエパにおいてエグい盤面維持能力を持つ《ジスタジオ》⬇


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を一発で解体できる


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《サスペンス・ザイン》も採用候補だったのだが、「進化元を残す」ことを考え《デス・ゲート》に軍配が上がった。もちろん両方とも入れるという選択肢もある。

 

 

◎あと3枚

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メカやナイトを増やしたり、進化先のクリーチャーを増やしたり、S・トリガーやシノビをかさ増しするのもアリだが……もうここまで来るとカードパワーが高いのをブチ込んだ方が早い。

ビッグマナのプレイを歪ませ、《ネロ・グリフィスⅡ世》から使える《魔天降臨》、進化も蘇生可能でクリーチャー面で進化元にもなれる《ルソー・モンテス/法と契約の天秤》、墓地から何でもカードを回収できる汎用クリーチャー《ピラッキ》でどうだろうか。

 

 

◎というわけで完成したのがコレだ

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辛うじて60枚に収まった感は否めない。

 

実はおれは《アウゼス》も大好き。

ドリームパック版のつぶつぶホイルが好き。

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どこか枠があれば《メメント守神宮》や《エルフェウス》とともに採用しようと狙っていたのだが、時すでにおすしということでタイミングを逃してしまった。

もちろん入れようと思えば入れられる。デッキ構築に正解はないので。

 

やりたいようにデッキは組むと良いよ。

 

 

 

 

 

おわりおわり。散れッ。

【デュエパ】エキサイティングしよう!〜デュエパデッキ改造の話〜



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↑至高の商品。

 

デュエパーティー公式ページ

https://dm.takaratomy.co.jp/rule/dhueparty/

↑最高のガイドラインとルール

 

2024年1月20日発売のエキサイティング・デュエパデッキはもちろんみなさん購入しますよね。

おれは全部1個ずつ買った。

 

本日は「不敬なり!真邪眼騎士団」を

「不埒なり!真NTR騎士団」

に改造していきたいと思います。

 

何を言ってるんだおれは。

 

DM23-BD5 デュエル・マスターズTCG エキサイティング・デュエパ・デッキ 「不敬なり!真邪眼騎士団」 | デュエル・マスターズ

↑元となるデッキはこちら。

 カードのテキストやデッキリストはこちらを参照。

 

なんというか……すごく、エロい(当社比)。

光の防御で時間を稼ぎ、自然のマナブーストでリソースを伸ばし、混色の大型クリーチャーを出す。コンセプトとしては単純なネクラカラーのデッキ。

若干フィニッシャー不足にも見えるのは、デッキレベルを2前後に抑えるべく

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《ギャイア》や《デルフィン》のような「他プレイヤーの行動を制限する」カードを意図的に採用していないため。

逆に。デッキレベルを上げたいのであればそれらのカードを入れりゃいいので、改造そのものは簡単です。

ですが今回はとある女騎士に眼前接続NTR報告されてもらうため、敢えてデッキレベルはおおよそそのままに、「デッキのメインとなる動き」だけを変えてしまおうと思います。

 

 

①まずはパートナーを知ろう

 

パートナー候補となる

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《煉獄大帝 キング・ロマノフ》。

EXライフ持ちの場持ちの良いブロッカー、T・ブレイカー。

登場時の全体除去能力、シールドが離れた時に各相手のシールドをブレイクする能力、そして場にいる限りクリーチャーに攻撃を強制させる能力。

パートナーにする強みは『ブロッカーとシールドを用意しながら、全体除去を好きなタイミングで使えること』。弱みはこの手の大型クリーチャー共通で『ビッグマナ系のデッキだとバレて狙われやすいこと』。

前回【デュエパ】汎用カードリスト サンプルデッキリスト付 - れ も ん 汁 の出涸らし

も書いたんですけど、パートナーの持ってる色でおおよそのデッキの動きってバレるんですよね。

 

それより能力だ。

なんと基礎的な能力以外は『デュエパを早く終わらせるための能力』………!!

オイオイオイオイオイオイオイオイ。

この『文明』だぞッ!! 盤面をコントロールし、いろんな制圧フィニッシャーを用いるネクラカラーなんだぞッ!? そんなもの……採用する枠なんて本当はないのに!!

 

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このまま彼(彼ら?)にはパートナーになってもらいましょう。

そんなキング・ロマノフさん、非常に優れた種族をお持ちです。主にディスペクター、ドラゴン、そしてナイト、このみっつ。

「不敬なり!」はディスタスとディスペクターによる相互サポートを中心にデッキが作られていますね。

でもおれが気になったのは、いちばんケツに書かれている、古式ゆかしい中に洗練したいやらしさを持つドスケベ種族──ナイト。

 

コレはネタバレなのですが、今回は「ナイト」に寄せてデッキをいじることとなります。騎士団だし。

 

 

 

②パートナーを活かすデッキを組もう

まず前提として10マナ用意できるデッキにしないといけません。別に最速で10マナに到達する必要はないものの、組んだのにパートナーが出せなくて負けました😇、じゃあ話になりませんから。

幸いパートナーは自然文明を持ちマナブーストカードが採用可能、それにディスペクターでもあるため『ササゲール』能力でコスト軽減もできます。大型クリーチャーを早く出すのだけは得意です。

 

◎先発

ちなみに、元々のデッキに収録されている『初動(3コスト以下の)マナブースト』は以下の通り。()内は追加効果。

 

  1. 白米男しゃく(マナ回収)
  2. お清めシャラップ(墓地リセット)
  3. ハイエスタス・デパーチャ(SS・トリガー)
  4. お清めトラップ(相手墓地リセット)
  5. Disゾロスター(盾・墓地追加)
  6. Disゴリアス(自壊能力、選択で相手1体フリーズ)
  7. 悪魔妖精ベラドンナ(自壊能力、選択でハンデス
  8. キズナ・チャージャー
  9. セブンス・タワー

 

※Disゴリアスベラドンナ、この2枚『†伏線†』です。

 

《再誕の社》は墓地が無いと機能しないためノーカウント。そして、2コストのブーストに関しては多すぎるうえ、ゲーム後半には役割を持てなくなるので抜く前提。バイナラドンデン回収できるピクシーはギリ有り、くらいだけども。

デュエパのブーストはクリーチャー入れろって5億回は言ってる、ガチで。

 

でもまあそれ以外はなるほど悪ない。初動としてしか使い道のないキズナ・チャージャーは抜くとして、それ以外は続投で構わないでしょう。

デュエパの初期手札は6枚、先攻ドロー有り。確率論にはなりますが、デッキに10枚の初動ブーストを採用すれば3ターン目までには8割以上の確率で1枚引けます。

キズナ・チャージャーを抜くと8枚………よし、2枚足すか。

 

まあどんなカードを足すかは後々考えるとして。

 

 

序盤の動きは考えた。

次はマナを10まで伸ばす過程の動き。

狙われるのは分かっているため、相手からの攻撃を耐えしのぎつつ、マナを伸ばしていくことになるでしょう。

 

 

◎中継ぎ

このデッキのシールドトリガーは以下の通り。

  1. ホーリー・スパーク(全タップ)
  2. 魔弾 マッド・ゲント・チェスター(マナ送りと墓地蘇生)
  3. 閃光の守護者 ホーリー(ブロッカー、全タップ)
  4. アポカリプス・デイ(全破壊)
  5. 撃髄医 スパイナー(パワーマイナス、SS・トリガーで小型蘇生)
  6. ガイアの目覚め(最大4人対象のマナ送り)
  7. ハイエスタス・デパーチャ(マナブースト、SS・トリガーで小型除去)
  8. 霊宝 ヒャクメ−4(マナを増やしハンデスもするブロッカー、選ばれても効果を使えるドスケベ変態マゾ、ササゲール持ちヤンデレヒロイン)
  9. ディスタス・ゲート(ディスタスを広い範囲から踏み倒せる)
  10. Dの牢閣 メメント・守神宮(ブロッカー付与、一度だけ相手クリーチャーをターン開始時に全タップできる)
  11. ゾンビ・カーニバル(墓地回収)
  12. 神聖で新生な霊樹(シールド追加とマナ回収)

 

ここにさらにシノビが4枚。

  1. バイナラドンデン(デッキバウンス)
  2. 光牙王機ゼロカゲ(ブロッカー)
  3. 裏斬隠 カタビラ(ブロッカー)
  4. 光牙忍ハヤブサマル(ブロッカー)

 

……やるやん、結構多くて受けは硬い模様。

ゲーム開始時にどれか1枚はシールドに埋まってくれるくらいの期待値はあります。

だが問題は彼らで時間を稼いでいる間、いかにマナを10に到達させるか。

中盤になると初動マナブーストでちまちま増やすのも面倒だ、一気に、ドバっと、マナを増やしたい。でもただマナを増やすだけじゃあゲーム後半腐るから、極力枚数は抑えたい。

欲張っていけ。デッキの枠は59もあるんだから。

 

元のリストにおいて4コスト以上、6コスト以下で複数枚マナブーストが可能なカードは……

  1. ⑥ ドルツヴァイ・アステリオ(マナが倍になる。馬鹿。)
  2. ⑤〜 遊戯の超人(出たら2ブースト。3マナ追加で払うごとに同じ能力)
  3. ④ Disミン(出たら全員任意で1ブースト。ブーストした相手の数だけ追加で1ブースト。君MtGにいたよね?)
  4. ④〜 【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】(2ブースト1回収、2マナ追加で払うごとに同じ効果)
  5. ④ フェアリー・ソング(2ブースト)

5枚。ええやん。

キングロマノフを出すため、コスト軽減能力ササゲールを使えるマナブーストカードは

  1. 霊宝 ヒャクメ−4(登場時1ブースト、選ばれた時1ブースト、ササゲール軽減コスト4、実質ブースト枚数約5枚)
  2. 龍魂珠(登場時1ブースト、ササゲール軽減コスト2、実質ブースト枚数3)

※破壊が前提の《腐頼 ルマウス−2》は除外

2枚。ええやん。

純粋なササゲール持ちは大半が低コスト。カード名の−(マイナス)以下ぶんがコスト軽減の数値と同じ。

  1. ➂ 天雷 アヴァ−1(最大3ドローできるナイト)
  2. ➂ 邪眼 レクセイ−1(最大3ハンデスできるナイト)
  3. ➂ 魔聖 ブラッドウ−2(1枚ドローできる)
  4. ④ 魂晶 リゲル−2(マナか墓地からカードを回収できるマッハファイター。犬みたいでかわいい)
  5. ➂ 異鎧 ディスマジ−2(墓地かマナから召喚できる。だから何?)
  6. ➂ 腐頼 ルマウス−2(破壊されたらマナを増やせる)

6枚。ええや………いや待て。

ササゲールのみの6枚は軽減を使いたければ、場に生き残ってもらう必要があります。相手に「切り札出したいから破壊しないで♡」とお願いしないといけません。

……マナブーストと比較し安定した運用ができないことを考えると優先度は下がりますね。

 

低コストクリーチャーとして攻撃に参加したり、蘇生効果の対象になってくれたりするのは便利なのですが、今回は消去法でディスマジ、ブラッドウ、ルマウスの゙3枚を抜くことに

空いた枠に何を入れるかは後で考えましょう。

 

※一見弱そうなレクセイも残されたのは『†伏線†』です。

 

 

◎クローザー

マナを増やした!ササゲール!キングロマノフどーん!/ワレハキングロマノフ

 

キングロマノフもぼっちじゃ淋しいので、他にも強いクリーチャーを入れてあげましょう。 

ササゲールをキングロマノフと共有できる、大型のディスペクターなんかが良さそうですね。

最初から入っているクリーチャーだと

  1. 邪光魔縛 ネロマノフ=ルドルフⅠ世(実は中継ぎ)
  2. 邪天魔縛 へロマノフ=VENⅡ世(ブロッカー、ハンデス能力持ち)
  3. 凶忍連結 ヒドラサマル(全体ブロッカー付与、墓地回収)
  4. 零獄接続王 ロマノグリラ0世(出るとマナブーストと墓地肥やし。攻撃時マナと墓地から踏み倒し。タップされていると自プレイヤーへの攻撃を禁止する)

この4体は続投で良いでしょう。

特にロマノグリラ。

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キングロマノフをパートナーにしない場合でも

『全く同じ構築で』

こいつをパートナーにするという選択肢まであるくらい強力なカードです。

 

他のディスペクター(特にディアブロシンオーやスピリガリア)たちも十分採用圏内なのですが、今回は……


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禁王創来に収録されているこの3枚を入れてみようと思います。

光っててかっこいいので。

 

ここまででデッキの大枠が確定しました。

マナブーストによる下準備

 ▼更にマナブースト、ディスタスを展開

  ▼防御カードで相手の攻撃を耐える

   ▼大型ディスペクターでドヤ顔をかます

    ▼攻防一体のキングロマノフで押し切る

想定していたよりディスタスとディスペクターの噛み合いが強いデッキになりました。

特に追加した《パーフェクト・ワールド》、《マルバディアス》、《グレイトフル・ベン》がいずれもディスタス関連の能力を持っているため、構築に纏まりが生まれますね。

まあそのディスタス抜いて枚数へらしてるんですが。

 

そこで。


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↑かわいい

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↑かわいい&かわいい

残り2枚のブーストカードの枠も確定しました。

どちらもディスタスを種族に持ち、サポートを共有できます。

 

これで建物で言うところの基礎くらいまでは建ちましたので、一度デッキリストを確認してみましょう。


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これにデッキ限定の新規カード(キズナ・チャージャー除く)9枚を加えた49枚。

今回はマナブーストの枚数は十分に確保したと考え、《再誕の社》と《ハロウィンズ・カーニバル》の採用を見送ることに。ついでになんとなく顔が好みではないので《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》も抜きました。ばいばい。

 

眺めてると気になってきません?元からデッキに入っている《冥界を統べる新月のハーデス》《月と破壊と魔王と天使》が若干浮き気味なことに。

なんとなく色が合うだけで入れてるように見えます。ディスペクターでもないし。

そこで。


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こいつを入れます。

対応している光のブロッカーは13枚。上振れ札としては及第点です。

 

 

……………

…………………

 

なんか物足りないな。

そう、足りないんだ………このデッキには……なんていうか、こうキモさというか。スケベさ?ネタ感?例えるならデネブログがアイラに向ける視線のような………そういうねっとりとした何か…………。

 


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「女騎士……!」

そう、このデッキに必要なのは「ひどい目に合う女騎士」だッ!!

 

は????????????

 

 

 


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魔光の女騎士、ネロ・グリフィス。

光の英雄アルカディアスに憧れる彼女は、自分が率いる騎士団にその名前をつけるほど。


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そんな憧れのセンパイが知らん道化のオッサンと♂接続♂してたら脳破壊されるやろうな……。

ということで、ネログリフィスの採用が決まりました。ヘブンズ・ゲートとも相性いいし。

 

 

つまりここからが……

「不埒なり!真NTR騎士団」

なんです。

あほくさ。

 

でもネログリフィスはクソ強いんですよね。Ⅱ世は大量墓地肥やしと本家より範囲の広い呪文踏み倒し。マイヤーは盤面フリーズとナイト踏み倒し。スペックだけならそこそこ高い。

そことのシナジーを考えるとデッキにナイトがもっと欲しいところ。

なので今回は

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汎用的な上面を持つこの2枚、そして

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ダーク・「ナイト」メアのディスタスであるルドバットさんにも来ていただきました。

ササゲールなどの自壊効果はネログリフィスⅡ世の呪文踏み倒し能力のトリガーともなるため、複数枚採用したいところです。

 

伏線を回収しよう──。

 

ここまででこのデッキには何枚の『自壊効果を持つナイト』が入っているか。

  1. Disゴリアス
  2. 天雷 アヴァ−1
  3. 邪眼 レクセイ−1
  4. 悪夢 ルドバット−1
  5. 悪魔妖精ベラドンナ(ファンキー・「ナイト」メア)

5枚だ、十分すぎる。

というのも、新規のディスペクターやDisザルフェルなども、もれなく種族にナイトを持っており、全体を通して見れば10枚以上のナイトが採用できています

しかも全員が何かしらの出たとき能力も所持しており、マイヤーから踏み倒してもアドバンテージにつながる。

なんて美しい構築なんだ(自画自賛)。

 

あ、そうだ。

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これも入る。

Ⅱ世から踏み倒せるだけでなく、単純な蘇生札としても及第点。盤面0からロマノグリラを引っ張り上げつつ+αの展開ができるのは偉い。

 


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ついでにコイツも入れよう。ナイトだし。

正直あんまりデュエパで輝くカードではないけれど、女騎士が全く面識のないゴツいやつに道具扱いされてるとかいう……著しく尊厳を破壊するディスペクトされたイラストが素晴らしい。

 

 

────あと3枚しか枠が無ェ。

何故だ、基礎の段階ではあんなにスカスカだったのに……。仕方ない、適当に強いんカード詰め込むか。

 


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へいお待ち!大地門一丁!!


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地獄門一丁!!

 

おらよっ仕上げだッ。

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このデッキで一番高えヤツ!

墓地のディスタスを蘇生できるし相手のクリーチャーも除去できる、持ってるなら間違いなく入れたほうが楽しいカード。

 

ちなみに入れ替え追加したカードの合計金額は¥7,630〜(カーナベル調べ)。

うちアーテルが¥4,580……!!

 

 


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発売前なので新規抜きのリストのみどうぞ。

 

みなさんもネロ・グリフィスをひどい目にあわせよう。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

【デュエパ】汎用カードリスト サンプルデッキリスト付

 

このクソブログに集った、本当にデュエパが好きな方。本気でデュエパをはじめたい方。こんにちは。

 

れもんです。

 

★改めてリストを選定した理由について

れもんは過去に3回、デュエパ汎用リストを作成しています。

幸いなことに多くのプレイヤーに見ていただいた一方で、私自身ほかの方のデュエパへの思いやデッキ構築を見る機会も増えました。

他プレイヤーの構築理論を目の当たりにし、改めて、2023年のデュエパ汎用リスト決定版を作成しようと思い至った次第です。

 

  

     ↑↑↑↑↑↑↑

    これ、今の皆さんの気持ち

 

2024年1月20日のエキサイティング・デュエパ・デッキ発売が心待ちにされる中、「そんなの待てないが?」「もうデュエパやる気まんまんだが?」という皆さんの一助になれればと思います。

 

今回は『各文明の特色』に触れながら、ピックしたカードが『どう役立つのか』も付加していきます。デッキを組むときにパートナーの持つ文明を見て「ああ、コイツは〇〇が得意な文明持ってるから、それを活かせるデッキにしよう」──みたいな考え方をするときに使ってください。

そのせいで文字数が爆発的に増えています。

字を読むのが面倒な方は画像だけ保存してもろて。

 

 

はじめに:デュエパの特徴

 デュエパは多人数でやるデュエマです。

 デッキ構築の際にはパートナークリーチャーを一体選び、それが含む文明のみを持つカード59種類のハイランダーでデッキを構築しなければなりません。

 初期手札とシールドは6枚からスタート。先行だろうと第1ターン目からドローがあり、同名カードは各プレイヤーごとに1ターンに1枚しか使えません。

 ……まあここまではルール読めば分かるんですよね。

 それが具体的にどんな影響を与えるのかというと

  • ハイランダー構築のためデッキの特定の動き(狙ったコンボなど)の再現性が低くなる。このランダム性すらデュエパの楽しみの一つ。
  • 手札とシールドは確かに6枚と普段と比べ多いが、敵は3倍に増えているため基本足りない。
  • 同名ターン1の縛りがあるため理論上ループは不可能。殴って勝つことが前提。
  • 敵が3倍ということは駆け引きも3倍、普段よりも高度な知能戦を要求される。

などなど。

 特にゲームに大きな影響を与えるのがパートナー。

 パートナーはゲーム開始時点から他プレイヤーに公開情報として周知されます。後述の各文明の特徴のとおり、大体パートナーの持つ文明を見ればどういうデッキの動きをするのか分かります。

 加えて、パートナーは実質「必ず初手に引ける、ハンデスを受けないキーカード」ですので、デッキのコンボの中核となる場合がほとんどです。特にデッキレベルが高くなるほどハイランダーのランダム性を排除しようとしがち(もはやテンプレ構築すらあるの)で、そうなると絶対引ける切り札であるパートナーへの依存度が高まってきます。

 そして発生するのが強そうなやつ狩り

 例えば《砕慄接続 グレイトフル・ベン》をパートナーにしているプレイヤーがいたら(こいつ8マナ溜まったら爆発的にリソース伸ばして制圧盤面作ってきそうだな……)と察知できますよね。そうなると(マナが溜まる前に狩るか♤)と他プレイヤーから思われてしまう──つまりなんか強そうなパートナーのやつは3人もの敵から狙われて袋叩きされるなんてことに。

 パートナーの選定から既にゲームは始まってるんですよね。これがマジで面白い。

 

 DAKARANANY

 

 

 

以下汎用リスト。

 

◎光文明


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 スパーク呪文を筆頭に優秀な防御系S・トリガーを多く持ち、ブロッカーやシールド追加によって延命率が高い光文明。小型のメタクリーチャーも多いものの、よほどの制圧力を持たない限りデュエパで見かけることは少ない(即ち、デュエパで見かける小型メタクリは軒並みバケモン。これは光文明に限らず)です。得意とするシールド化による除去は、他プレイヤーと密な協力・連携をしない限りデュエパでは最弱の除去手段であることは留意したい点です。

 ビッグマナ系統の多い高デッキレベルの戦いにおいては《グローリー・スノー》などの所謂「便乗ブースト」カードにより、自然文明抜き、チャージャー呪文無しでもマナブーストできる稀有な文明でもあります。ただしクリーチャーである《天星の珠 ラ・クルスタ》《緑知銀 イーアル》はサーチ手段に乏しいため優先度は極めて低いことには留意してください。

 

◎火文明


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 スピードアタッカーやその付与など、攻撃性能が高い火文明。広範囲な小型除去も得意。水文明や闇文明ほどではないにしても、手札入れ替えないしドロー、そして墓地肥やしも可能な文明でもあります。あとランデスもできます。キモいね。

 できることは多いものの器用貧乏ぎみで、単色のカードとなると目ぼしい汎用カードはほぼありません。さらに極めて防御力が乏しい文明でもあり、まともに受けとして機能しつつ、手札に引いても腐りにくいS・トリガーはないと思ってもらったほうがいいでしょう。

 専売特許である「追加ターン」効果・能力はデュエパのルール上消失しています。もうひとつの特徴「敗北回避」の効果・能力をよく見かけることとなるでしょう。《燃える革命 ドギラゴン》や《伝説のレジェンド ドギラゴン》、《絶対無敵シールド(“B-暴”砲台ストロンガの下面)》などの「次の自分のターンのはじめまで」負けないテキストは実質追加ターンになるのは覚えておきましょう。

 

 

◎水文明


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 ドローとサーチが得意な水文明。ハイランダー構築で対戦するデュエパにおいて、ぶっちゃけパートナーが水文明持ってるかどうかでプレイ難度が変わるんだな(武家茶太郎)。ただしドローもサーチも「持ってくるカードありき」。文明単体でのカードパワーはダントツで低い──と言いたいものの、《完全不明》《終末の監視者 ジ・ウォッチ》のようなターンスキップによる制圧、《神々の逆流》という盤面有利さえあれば勝利に直結するランデス呪文など優秀なフィニッシャーまで所持しており、一概にはローパワーと断言できない強さも秘めています。《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》《サイバー・N・ワールド》のような墓地リセットまであり、ロングゲームにも耐えうることから性能が高い文明であることは確かです。取り敢えず初心者は水文明を入れろ高校。

 なおマナブーストだけはヘタクソ。

 

 

◎闇文明


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 墓地肥やしと墓地回収によるリソース確保、ハンデスによるテンポ・アドバンテージの獲得、パワーマイナスや破壊によるボード処理。まるでカードゲームの教科書のような闇文明。これは「闇文明は闇文明だけで完結している」ことを意味し、混色すればするほど弱くなるということでもあります。他文明を抹殺するバロム一族の能力を踏まえると納得の行く特徴ですね。

 そのため、デッキを問わず色さえ合えば採用できる、本当の意味で汎用と呼べるカードは極めて少ないです。近年は主人公の扱う文明として絶大な強化を受けている他、絶対的なフィニッシャーにして圧倒的なヘイトタンク《DARK MATERIAL COMPLEX》も登場。今後に期待大。

 

 

◎自然文明


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 オデ、マナ、フヤス。

 オデ、シールド、タクサンコワス。

 オデ、出た時能力、ケス。

 オデ、イチバン ツヨイ!

 優秀なマナブーストカードでマナを増やして《地封龍 ギャイア》のようなでかつよ(なんかコストがでかくてつよいクリーチャー)を出します。1+1=2くらい単純明快な勝利の方程式を持つ自然文明ですが、その方程式の単純ゆえに他プレイヤーから見てもわかりやすいくらい警戒すべき動き・カードパワーのためヘイトをためやすく、実質いちばん頭が悪い文明かもしれません。

 マナブーストカードは《闘争類喧嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》や《マーチングドラム ミドリ/ハーメルン・ハーモニー》のようなゲーム後半でも役割を持てるブースト、特にクリーチャーを優先して採用するようにしましょう。

 

 

多色はリストのみ。

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サンプルデッキリスト

デッキレベル1

ファン

勝利よりもみんなで楽しめることを重視する

アポロ・デス・フェニックスパートナー

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デュエルマスターズ ザキラごっこ デッキレシピ詳細 | ガチまとめ

参考価格:¥10,220〜

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❏あまり深く考えず、使えるカードをポンポン投げていくデッキ。チャージャーやコスト軽減のルピアから、パートナーのアポロ・デス・フェニックスへと繋げます。

❏原作のキャラクターを意識したデッキ構築のため、キャラクター性にそぐわないカードを不採用とすることでデッキレベルを落としています。

 

 

デッキレベル2

カジュアル

みんなで楽しみつつ、勝利も目指す。

★無改造のエキサイティング・デュエパ・デッキ単体はすべてこのデッキレベル2に位置づけて良いでしょう。

f:id:otakulemon:20240113070941j:imagef:id:otakulemon:20240113070954j:imagef:id:otakulemon:20240113071007j:imagef:id:otakulemon:20240113071021j:image

意図的に「デッキ確認のせいでゲームのテンポが悪くなるサーチカード」や「一方的なゲームになってしまう制圧カード」が入っておらず、カジュアルプレイを想定しているのが伺えます。良いお手本ですね。

※強いて文句を言うなら『不敬なり!』に関しては若干マナブーストカード(特にゲーム後半腐る2コスト)が多すぎる。いじる余地あり。でもチアリはこれで勝ってたんだよな……。

 

一応、私からもサンプルをひとつ。

マニフェスト〈リーフ.Star〉パートナー

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デュエルマスターズ リーフ.Starのコンボビート! デッキレシピ詳細 | ガチまとめ

参考価格:¥13,270〜

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ハイランダーにも関わらず敢えて、逆に、パートナーを《マニフェスト〈リーフ.Star〉》にすることで「サーチ」と「コンボ」を主体とするデッキ。コンボの派手さを際立たせるため、敢えて、逆に、《終末の監視者 ジ・ウォッチ》や《完全不明》のような制圧カードも終着点として採用しています。

❏単色ゆえに対応力に欠ける部分があり、パートナーからして悪いことしそうなのはすぐバレるため基本は「やられ役」。デッキレベル2が妥当だと判断しています。

 

 

 

デッキレベル3

ガチ

勝利を追求することが楽しみにつながる。

ようこそ修羅の国へ。

 

我我我ガイアール・ブランドパートナー


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デュエルマスターズ 3ターン目にひとり消す デッキレシピ詳細 | ガチまとめ

参考価格:¥10,565〜

絶対に初手に我我我握ってる赤単速攻普通にイヤすぎる。マナカーブどおりにクリーチャーを展開すれば最速で3キル(一人退場)が可能となっています。しかも自壊した我我我はパートナーゾーンに戻って使いまわせるため、見た目より息が長いです。受けが弱そうなやつを退場させてニチャつこう!

❏攻め攻めデッキ全般に言えることですがビッグマナ系統のデッキに一度制圧盤面を作られると100%巻き返せないため、先に倒すプレイヤーは吟味する必要かあります。

 

雷龍ヴァリヴァリウスパートナー

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デュエルマスターズ 4ターン目にふたり消す デッキレシピ詳細 | ガチまとめ

参考価格:¥19,615〜

❏豊富かつ優秀な3コストチャージャーから4ターン目のヴァリヴァリウス着地に繋ぎ、攻撃時のマジボンバーで「他のマジボンバー持ちスピードアタッカー」や「出た時クリーチャーをアンタップするクリーチャー」を踏み倒しながら殴り続けるデッキ。うまく繋がれば4ターン目にふたり退場させられます。攻め攻め。

❏なぜかヴァリヴァリウスには攻撃後盾追加能力があり、なぜか「出た時クリーチャーをアンタップするクリーチャー」は相手クリーチャーもタップできるものも多いため、なぜか防御力も高いへんなデッキ。

 

 

不敬合成王 ロマティックダム・アルキングパートナー


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https://gachi-matome.com/deckrecipe-detail-dm/?tcgrevo_deck_maker_deck_id=781d9acc-0989-44e1-926c-8f5e884c4fd1

参考価格:¥20,240〜

❏↑↑↑↑↑↑エキサイティング・デュエパデッキ8個買えるじゃん!!!!!!バカ!!!!!

❏3ターン目に消しに来るヤツ、4ターン目に消しに来るやつ。そんなやつらの猛攻を耐え凌ぐべく豊富なトリガーを採用しつつ、マナブーストで着実に自分のできることを増やしていくコントロールデッキです。シールドを全部割りつつ、除去を2回耐えながら横展開してくるヤバいパートナー、ロマティック。まず間違いなく最初に狙われることになりますが、それを耐えることかえできればこちらのもの。クリーチャーロックのギャイアとザ・キラー=キーナリー、呪文ロックのドルファディロムとモモミーズ。もうほかの奴らには何もさせずシバき倒しましょう。

 枠があればジ・ウォッチとか完全不明も入れたいな……。

 

 

煉獄邪神M・R・C・ロマノフパートナー


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デュエルマスターズ ビマナを消す デッキレシピ詳細 | ガチまとめ

参考価格:¥23,830〜

❏↑↑↑↑おい!!!笑笑

❏高デッキレベル同士での対戦ではどうしても増えてくるビッグマナ系統のコントロールデッキ。強力なそれらに対し、2種の「弾丸リュウセイ」や必殺コンボ「魔天タクヤ」によりランデスをキめ、COMPLEXでワールドブレイクしながら気持ちよくなるデッキ。

❏パートナーのМRCはデュエパだと強いカード筆頭。4人の墓地を参照し低コストとなったМRCで果敢に攻めつつ、除去・蘇生・ランデスで自分に有利な状況を作ります。他方で見た目ほど受けは強くなくビートには弱いため、手八丁口八丁でビマナを悪者にしたてあげ、攻撃の的にならないよう立ち回るデュエパ力(ぢから)が求められます。

 

 

 

 

以上となります。

ほんとはエキサイティングのリストの改造案とかも紹介したいのですが、今回はここまで。

 

ではまた。

【デュエマ】スケベなカードが増えすぎて逆に健全な可能性がある案件

 

 

前回↓↓↓

【デュエマ】スケベなカード多すぎ案件 - れ も ん 汁 の出涸らし

 

 

 

ふむふむ、神アートですか。

かっこいいうえ環境最前線でも活躍する天門関連のカードが再録したうえ、デュエパに対応できる枚数のオリジナルスリーブがついた《Angelic Wisdom》に?

デュエマを初期から支えてくれているイラストレーター、さいとうなおき先生のイラストを用いた《ドラゴン娘の青春★パラダイス》……には、スリーブはつかないのか。

 


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デュエル・マスターズ、女体化によりオタクから金を回収できことを悟り時代が動き始める。

 

オタクくんちょろすぎ。おれもだけど。

いやむしろ昨今のソシャゲよろしく、商売としてはエロい女が多いほうが健全まであるしな。

健全だわ。超健全。

 

変態(オレら)って、

安易(チョロ)いんだ!

 

 

 

 

 

エントリーNo.1 ラフルル・ラブ

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デカ乳ふとももハイレグドラゴン。

盛りすぎ。森鴎外か。

能力も強く環境レベル。封入率はかなり低く見かける頻度も低いが、そのおかげで対戦中急に発情せずに済む。

 

なお元になったカードすら一部で“““需要”””がある、らしい。

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そもそも金トレジャーカードは需要回復起死回生の一手、女体化の雨あられやから。

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健全だなぁ。

 

 

エントリーNo.2 次世代龍覇グラッサ&タレット姉弟


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モルトとアイラの娘(左)と息子(右)です。

息子!?!?!?!?!?

なるほど………(宇宙真理完全究極理解)。

姉は格好がね。攻めすぎてるから。語るまでもない。

弟も……かわいいね…語るまでもない………。

 

 

 

エントリーNo.3 キユリのASMラジオ

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あっ、手コキがエグい女だ!(前回参照)

かわいいスノーフェアリーふたりがラジオやってるイラスト。名前の元ネタはASMRか。フレーバーテキストの「快眠に導く」……なるほどね………(宇宙真理完全究極理解)(2度目)。

でも効果が強すぎてそれどころじゃないんだよな。4マナで6コスト踏み倒していいわけないじゃん。手札いらない《フェアリー・ギフト》ですコレ。

 

 

 

エントリーNo.4 氷打の妖精


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ちっちゃいデスマッチ・ビートルに手札補充呪文が付いたやつ。


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いやデケェんだわ。

 

なお大半のオタクがおっぱいが大きいことに夢中で、背景の木と比較するとマジで「デカい」ことに気づかない模様。

 

 

 

 

エントリーNo.5 斬隠蒼頭龍バイケン

 

ドンドットット

────聞こえる


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ドンドットット

───“開放のドラム”が聞こえる
   1年振りに聞く…………!!


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ドンドットット

ドンドットット

───間違いない そこにいるぞ

 


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 ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

  ジョイボーイが……!!

   帰ってきた!!!

 

たった7700円でルフィが25年負い続けたものに匹敵する宝を手に入れられる。いい時代になったものだ。

 

 

 

おれのズニーシャが

デュエル・マスターズ パワー9


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はるかむかしに旬を過ぎた話題で申し訳ない。

老人なので。

 

〜そもそもパワー9とは〜

パワー9(パワーナイン、Power 9、P9)は、マジックの黎明期に存在した、あまりに強大な力をもった9枚のカードの総称。

パワー9 - MTG Wiki

 

 

この部分を踏襲し、今回私はデュエル・マスターズパワー9の定義を

①2002〜2011年(DM39まで)の勝負編生まれ

➁現在以降4枚使用可能な場合ゲームバランスが変わるカード、もしくは今後出るカードのバランスを著しく調整しなければならないカード

としました。

 

その上で昨年(2022年)10月にパワー9としたのが以下の画像のものとなります。 


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案の定全員殿堂リストに名を連ねるバケモンばっか。

 

1.ラッキー・ダーツ

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冷静に考えてください。「1ターン目にゲームが終わる可能性」って不健全でしょ。

時代が進むにつれ呪文が強くなる。こいつが野放しだとユーザーとしても困る。カードを作る側も困る。

 

 

2.フェアリー・ギフト

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テキストを読み替えましょう。

「▪この呪文を唱えた直後にクリーチャーを召喚するとき、マナゾーンに3枚のカードがあるかのように “虚無” をタップしてもよい。(ただし本物マナを1枚以上タップしなければならない。)」

良い訳なくね? 一生殿堂しててくれ。 

それはそれとして再録して♡

 

 

3.ダンディ・ナスオ

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このカードができることはよっつ。

▷1マナを犠牲に、山札から好きなカードをマナに置くことができる。

▷山札かマナから好きなカードを墓地に置ける。

▷1マナを犠牲に、マナを1枚アンタップできる。

▷シールドを確認できる。

 

以上を踏まえてテキストを読み替えましょう。

「▪このクリーチャーが出た時、自分の山札とシールドゾーンを見る。その後、山札からカードを1枚選ぶ。そのカードを墓地においても良い。そうしなかった場合、そのカードを自分のマナゾーンに置き、自分のマナゾーンからカードを1枚選び、墓地に置く。その後、山札をシャッフルする。

 

2マナでやっていいわけねぇだろ───。

マナから召喚、墓地から復活、クリーチャーを規定回数出す。そんなコンボのパーツになり、準備になり、起点になる。それをたった2マナで。

もう温泉からは帰ってこれないんじゃないスかね……。

 

 

3.転生プログラム

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馬鹿。

使用方法はふたつ。

▷自分のクリーチャーを変身させる。

 ブレイズクローを鬼丸「覇」にできるかもしれない、というだけならアタリハズレのあるガチャだったので良かったものの、現代には超次元ゾーンと超GRゾーンがあります。

 メインデッキにこのカードで出したいカードだけ入れて戦うことができるようになったので、この使用方法は極悪重犯罪即射殺許可レベル。ダメです。死刑。

▷相手のクリーチャーを変身させる。

 トリガーで相手のクリーチャーを破壊し、ワンチャン召喚酔いで攻撃の手数を減らす、というだけなら以下略。ループに組み込めばライブラリアウトの手段として重宝するでしょうね。しかも受け札になる。普通に強いです。

 

おまけ.ストリーミング・シェイパー


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 転生プログラムと枠を悩んだ1枚。

 水単色デッキにのみ許された3コスト4ドロー、そうでなくとも墓地肥やしに利用できるというコスパ破壊カード。

 強いは強いけども他が強すぎるので選外に。

 再録して♡

 

 

4.光牙忍ハヤブサマル


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 4マナ以上溜まった時点で、全てのビートダウンやミッドレンジはリーサルの計算が合わなくなる可能性が出てきてしまう──これ普通に不愉快ですよね。

 現代で言う《一王二命三眼槍》的な不快感を、マナ色問わずすべてのデッキが採用できるようになってしまうわけなので。それはゲーム体験として不健全だとおれは思います。

 基本的に殴って終わらせるゲームなのにこのカードが4枚使えると、殴るデッキは常にストレスと戦うことになります。そうなるとループデッキが対等しやすくなり環境が一曲化。仮に4枚使える環境にしても殴るデッキを流行らせたい場合「相手ターン中の踏み倒しを許さないカード(ex.単騎連射マグナム)」を刷らざるを得ず、余計に不健全な環境になりかねません。

 相当インフレするまでコイツは帰ってこない読みです。

 

 

5.デビル・ドレーン

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 3コスト5ドローはコスト論が崩壊する!!

 しかも触りにくいシールドゾーンからカード回収。その回収枚数も任意。よりによって闇文明なので水を入れなくても手札補充できるようになってしまいました。あーあ。

 『革命』、『鬼タイム』や『鬼エンド』などのギミックのトリガーになるだけならまだしも、そのコストの低さからループデッキの貴重な盾回収手段としても現役で活躍。

 すべてのデッキが殴り合う時代のデュエマなら許されたでしょうけど、多様化した現代では許されるスペックではない。

 それはそれとして再録して♡

 

 

 

6.ロスト・チャージャー

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 3コストになってマナが触れなくなった代わりに、闇単色でマナを減らさず墓地肥やしができるジェネリック《ダンディ・ナスオ》。ナスオ同様そのコンボ性自体も許されないのでぜんぜんパワー9入です。

 

余談 コイツが絶対に殿堂から帰ってこない理由

 ……コイツ何故か相手のデッキも自分だけ見ることができる。それ、単純にゲーム中のトラブルのファクターになるのでダメです。

 みなさん《ゴースト・タッチ》のテキスト読んだことあります?

 気づく人は気づくのですが、ハンデスの大半は「捨てさせる」という記述なんです。「させる」なんですよ。相手のカードには基本触らないようになってるんです、トラブルになるから。

 ところがどうだ。《ロスト・チャージャー》《フューチャー・スラッシュ》《ヘル・スラッシュ》。こいつら相手に触らせず自分だけが相手のデッキを触るテキストなんだ。やれ傷をつけただの何だのと言われたらたまったもんじゃない。そんなトラブル競技シーンでいちいち対応してたら日が暮れる。

 なので絶対に帰ってきません。

 なお

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 現在でも無制限なやつがいる模様。

 

 

7.母なる大地

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 語ることはない。

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 だって7コストでも強くて8コストにされたカードが、たった3コストでいいわけないもんな。

 R.I.P.(レスト・イン・PLAY’S)やね。電子の世界だけで生きててくれ。

 

 

8.母なる紋章


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《母なる大地》の調整版で、

①対象に取れるのは自分のクリーチャーだけ。

②マナに置いたクリーチャーと同じ文明しか踏み倒せない。

③Sトリガー剥奪により受け札として運用不可

 ……と一見努力の片鱗は垣間見えるものの、一番ヤバい踏み倒し効果とコストはそのまま。あとなぜか進化も出せる。ウケる。

 正直選外ギリギリのラインでしたが、「まぁ4枚はアカンし、今後3コスト以下の呪文踏み倒すカード刷りにくくなるよな……(←これは他のパワー9も同様)」と思い至り入選へ。

 

 

 

その他

惜しくも選外だったカードをご紹介

  1. 蒼狼の始祖アマテラス(わからんので選外)
  2. インフェルノ・ゲート
  3. セイレーン・コンチェルト
  4. カラフル・ダンス
  5. 海底鬼面城
  6. 黒神龍ブライゼナーガ(ドレーンに枠を譲って選外)
  7. 無双竜機ボルバルザーク(パワーではなく「出たら終わりなのがゲームとしてダメすぎる」ところが悪いため選外)

 

 

以上となります

終わりです

お疲れ様でした

 

 

 

それでは、また。